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2013年3月 2日 (土曜日)

電源ノイズを測ってみる

Ocxo APB-3で電源ノイズを測ってみました。APB-3の入力は50Ωと1MΩを切換できるので、1MΩに切り替えて、入力にオシロのプローブを接続して電源ノイズを計測できます。
先日OCXOを交換した基準信号発振器の電源ノイズを測ってみました。

う~む。この電源は製作時にそれなりに頑張ったのですけど、ヒゲがたくさんありますねぇ。
でも200kHz以上はノイズがありませんでしたので、ノイズがある周波数範囲を拡大してみました。

ちょっとガックリした後、いつも使っているKENWOOD製の実験用電源も同じように調べてみると、似たようなノイズが観測できました。もしかするとACから侵入しているノイズかもしれませんね。
でも、そうだとすると、ちょっとイジッてもヒゲは消えないことになります。AC側にはコモンモードフィルターとノイズフィルターを入れていますので、これ以上対策するのは難しそう。

Nz2520sd_5khz でも、自作の電源が、メーカー製の実験用電源と良い勝負ということは、僕としては上出来じゃないかと思っています

OCXOの位相雑音のフロアはかなり低いのですけど、実際に計測してみると、フロアが低くないのは電源ノイズが原因だと思って、電源による違いを確認してみることにしました。

手持ちの発振器で電池駆動できる3.3Vタイプの低位相雑音TCXOを電池で駆動してAPB-3で計測してみると・・・・。

フロアが簡単に-120dB以下になっています。この発振器の位相雑音特性はOCXOよりも悪いので、綺麗な電源のOCXOなら、このグラフよりももっとフロアが下がるはずだと思っています。

本当は電源ノイズ対策をしようかと思っていましたが、実験用電源と同等かやや良い程度なのが確認できたので、今回は手を入れませんでした。
小電力の低雑音電源は製作例が見つかるのですけど、1A程度の低雑音電源の製作例が見つかりません。どこかにないかなぁ~。

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