アマチュアバンドプランの改定案
JARL NEWS 2013春号に「アマチュアバンドプランの改定案への意見募集記事が掲載されています。
いゃぁ~~~~、デジタルモードもここまで認知されるようになった(まだ案ですが・・・)とは、隔世の感があって、感慨無量です。賛成で~す
案の概要(データ通信のみ)
500kHz帯
135kHz帯と同様にCWと峡帯域データとする(帯域幅100Hz以下)。つまり、1.9MHz以下では峡帯域データは100Hz以下ってことですね。
3.5/3.8MHz帯
3535~3575kHzを外国局との交信に限って運用可とする。これで3520~3575、3599~3612kHzまで全部運用できますが、ご存じのように峡帯域データ通信の銀座は日本では運用できない3580~3600kHzで、EUなどはPSKの信号で埋めつくされているとか・・・。日本だと、そこには動かしがたい重要な通信がありますから、当分無理でしょうねぇ。コンテストでは3570~3575kHz辺りがJAのメイン周波数になりますかね?
7MHz帯
7045kHzの上限を7100kHzまで拡大。これで北米など7080kHz付近でQRVする局ともQSOできます。7045~7100kHzは外国局との交信に限ります。7メガは頭の25kHz以外は外国局相手ならどこでもQRVできるようになります。
14MHz帯
中途半端な14112kHzが切りよく14150kHzまで広がります。外国局相手との制限がありますが、ペディなんかをスプリットでコールするうちハミでてた・・・なんてことは無くなるでしょう。
18MHz帯
前回の改定で手付けずの10kHz幅が上限18090~18120kHzまでの30kHz幅に3倍増です。こちらも外国局とのQSO時のみの条件。このバンドもペディなんかで困ったバンドの一つ。これで安心してスプレッドアウトできますねぇ。
21MHz帯
コンテストなんかではカリブ辺りが上の方ででてきて、悔しい思いをした21125kHzの上限が21150kHzまで広がります。現実的ですね。こちらも外国局とのQSO時のみ利用可能。
24MHz帯
アクティビィティが低いためか、今一つ世界的な合意形成が不十分な24メガのデジタルモードですが、ペディではトンデモ周波数で運用することがあります今までは指を加えてプリントしているだけでしたが、18MHz帯同様、上下に広がって24910~24940kHzまで3倍に広がりました。これならDX QSOに問題ありません。広がった部分は外国局の条件付きですが、そもそも国内QSOは・・・・・希ですからね。
28MHz帯
バンド幅が足りないことは感じたことがありませんが、上限が28200kHzまで広がりました。これも現実的です。28150-28200だけCWのみ・・・って無意味だと思います。
以上、デジタルモード部分のみの抜粋でしたが、外国局との交信以外では現状のバンドで十分賄えているように感じています。
これだけデジタルモードのバンド幅が広がると、国内デジタルモードのコンテストも現実的になってきますね。
いままでデジタルモードのコンテストがなかったのは、コンテストできる程バンド幅が無かったことが理由その1、デジタルモードの運用局が少なかったことが理由その2だと思っています。
イマサラRTTYのコンテストはどうかと思いますが、最近の潮流であるPSK63とか、日本語の2バイトでの文字化け防止を意図したQPSK63のコンテストとか面白いと思いますけどね。
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