マイナス型のこて先
最近、小さい表面実装タイプの部品のハンダ付けの機会が増えましたので、使いやすいと聞いていたマイナス形のこて先を試してみることにしました。
実は温度調節形の半田ごてを購入してから、それまで使っていた細いこて先の40Wのはんだこてを使う機会が極端に減ってしまったのです。
はんだコテは、コネクターとか、大物用として120Wになる大きめの半田ごてが1本。最近の主力となる温度調節の半田ごてが1本、そして今回こて先を交換した40Wが1本の3本です。
毎回こて先を交換するのは面倒です。温度調節のはんだコテは楕円の斜めカットのこて先ですが、普通の部品には使いやすいです。そこで、表面実装部品用に40Wの半田ごてのこて先をマイナス形にしてみた・・・という次第。
これ、使いやすいです。
こて先を交換してから、試しにジャンク基板で表面実装タイプの部品を外したり、取り付けたりしてみましたが、マイナス形のこて先はこて先を-と横に当てて幅広く使うこともできますし、lと当ててパターン1本だけにこて先を当てるような使い方もできます。こて先の角を使えば点として使って細かい部分にも使えます。
購入してから気がつきましたが、こて先の-部分から胴体までの距離が短いので、こて先の温度低下が少ないのです。ですから、大きめの部品にこて先を当てても、こて先の温度が下がらず、ハンダがすぐに流れます。
3012程度のチップ部品なら、部品の長手方向に小手先の長手方向を合わせてこて先を当てると、簡単に基板から外せます。
これは便利そうです。
こて先の温度が下がりにくいため、小さめのチップなら、足の部分にはんだをてんこ盛りにして「はんだの海」状態にして取り外すことも簡単にできます。
楕円の斜めカットのこて先も使いやすいけど、表面実装ならマイナス形の方が良さそうです。もちろん、場所と部品によって使い分ける感じですけど。
でも、どう考えても普通の円錐形のこて先は、この中で一番使いにくいなぁ・・・・。なんで標準なんだろう?
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コメント
いいですね~マイナス。
部品の取り外しにはいい感じで使えそう。
私も導入してみま~す。
あの鉛筆の先端タイプはいつからか主流になっていますが良くないですね。
投稿: JO1KVS | 2013年4月14日 (日曜日) 02時17分