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2013年4月27日 (土曜日)

はんだす~~太郎

基板の部品の取り外しに大活躍のはんだシュ太郎の調子がおかしい・・・・。シュッとはんだを吸い上げるのがシュ太郎の特徴なんですが、吸い上げる勢いが落ちてス~~~~としか吸わない。
これでは基板のスルーホールのはんだを吸い上げることができません。

このような状態は以前にもありましたので、ハンダを吸い上げるポンプの掃除が必要・・・と思って丁寧に掃除しました。
吸い上げたハンダがポンプの中に固まっているので、丁寧にそぎ落として、ポンプのピストンリングに相当するゴムリングも清掃し、軽くハンドクリームを塗ってポンプは完璧。
単体ではトリガーを押すと、バネの力で「シュッ」と動作するようになりました。

イザ本番・・・・って使おうとすると、あれれ??  はんだす~~~太郎のままで、吸い上げる勢いがありません。
先端をみると、吸い上げるパイプの内径が随分と小さい。0.1mmΦ程度。

どうやら先端のパイプも詰まっているようです。そういえば、本来は溶けたはんだを吸い取る使い方が基本ですが、基板のスルーホールに残った部品の足なども一緒に吸い上げることもあります。
でも、はんだ吸い上げポンプのシリンダーの中には部品の足は見当たりませんでした・・・・。

ということは、部品の足は溶けたはんだと違い、吸い上げた勢いでポンプまで吸い取られず、金属パイプの内部に溜まっているようです。たぶん、それが詰まっているのではないかと想像しました。
はんだシュ太郎を十分温めてから、ポンプを何回も動作させてみましたが、全然通りが良くなりません。す~~~~~のままで、シュッとはなりません。

こりゃ、本格的に詰まっているようです。バネで吸い上げる力ではどうにもならないなら、パイプの中に棒を入れて突ついてあげる方法しかありません。
棒といってもパイプの直径は1mmΦ程度ですから、手持ちの0.4mmΦの錫メッキ線を5cm程度カット。
はんだシュ太郎を十分温めてから、やけどしないようにペンチで錫メッキ線をつまんでパイプ掃除よろしく、突つきました。

数回突ついてから、ポンプを動作させるとシュッと元気良く吸いこむようになりました。いゃぁ、ハンダ吸い上げ器のポンプ掃除は定期的にしていましたが、吸い上げるパイプ掃除は初めてでしたが、上手くいきました。
最近直径が小さいスルーホールは上手くはんだを吸い取れませんでしたが、パイプ掃除後は綺麗に吸い取れるようになりました。

因みにはんだ吸い取り器を使う場合、取り外すランドに融点の低いはんだを追いはんだしてから、吸い上げると上手く行きます。
特に融点の高い銀入りはんだを使った場合には、この方法が有効です。

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