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2013年5月11日 (土曜日)

DX Engineering NCC-1 再登場

Dxencc1 ノイズキャンセラーとしてMFJ-1026を使っていましたが、ノイズがキャンセルできないことがあります。まぁ、そういうこともあるのかと思っていましたが、原因が判りました。
MFJ-1026は位相が180度ではなく150度くらいしか可変できないのです。メインとノイズアンテナを入力で切り替えても300度程度しか位相を可変できないようです。

また位相コントロールがクリチカルでヌルポイントを見付けるのに、とても微妙な操作が必要です。バンドとキャンセルする対象のノイズが決め打ちなら問題ありまんせが、バンドチェンジしたりすると、ノイズをキャンセルするのに5分くらい操作することもしばしばです。

そこでノイズキャンセラーのキャデラックと称されるDX EngineeringのNCC-1を購入しました。実は以前に所有していましたが、当時は全く利用しなかったので数年前に手放したのです。
ここのアパートに引っ越してMFJ-1026を購入して使っていたものの、NCC-1の使い心地が忘れられず再度の購入です。

NCC-1の特徴は、2本の同スペックアンテナのペアでの使用が前提だと、操作が非常に簡単で、ノイズキャンセルまでの所要時間がほぼ10秒程度でできるという、その操作性です。
もちろん、異なる2本のアンテナでもノイズキャンセルでき、その場合でもMFJ-1026より簡単にノイズキャンセルすることができます。

但し、ノイズキャンセルの仕組みは同一ですので、キャンセルの効き目に差は感じません。NCC-1はノイズキャンセルまでの時間が短い(簡単にできる)ことが最大の特徴です。
もう一つの特徴は同軸給電の受信アンテナに対応していて、内部のジャンパーピンの設定だけで変更できます。またMFJ-1026のように、位相が180度可変できない問題もなく、2本のアンテナで受信できるノイズならば消せないノイズは無い・・・って感じです。
※片方のアンテナでしか受信できないノイズはキャンセルできませんが、そもそもノイズが聞こえない片方のアンテナのみで受信するように設定すれば問題ありません。

反面、MFJ-1026を2台積み重ねた程度の大きさで、鉄製の頑丈なケースになっており、場所を取ります。でもケースが大きいので、位相調整ツマミも無線機のVFOダイヤルと同じくらいで操作性は抜群。
MFJ-1026のクリチカルさと比較すると、指一本でクルッと位相調整ダイヤルを回せば、簡単にヌルポイントを見付けることができ、ノイズキャンセルの難しさは全く感じません。

現在2本の自作Mini-WhipをNCC-1に接続し、受信専用アンテナとして使っていますが、使い心地は最高です。
メインのスクリュードライバー(短縮バーチカル)との比較では、感度は同等かそれ以上(位相合成によるビーム効果)ですし、逆にノイズキャンセルアンテナとして特定の方向にヌルポイントを持った受信アンテナとしても使えます。
位相合成によるビーム効果は2dB程度で、Sメーターを良く見ていないと差は感じませんが、確かに狙った信号が強くなって聴きやすくなります。特にノイズギリギリの弱い信号では明確に差を感じます。
ノイズキャンセル効果は、いままで通り7メガでのS9+20dB近くのインバーターノイズも綺麗に消えてS0になりますが、そのキャンセルするまでの過程がめちゃくちゃ簡単になりました。

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コメント

(゜~ ゜)うーん、とっても欲しい。

投稿: JO1KVS | 2013年5月15日 (水曜日) 23時08分

KVSさん
なんせ操作がラクチンなんです。2本の受信アンテナがあれば、操作は位相ダイヤルとスイッチ、後はバンドでしょうねぇ。
位相ダイヤルはクリチカルではないので、指一本でもヌルポイントが見つかるのが嬉しいです。

投稿: JI1ANI/福井 | 2013年5月16日 (木曜日) 19時27分

この記事へのコメントは終了しました。

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