簡易RF Samplerの改造
今年の始めに作った簡易RFサンプラーは同軸コンデンサーで本来の信号をピックアップする方式でした。周波数特性は不満ですが、簡単ですし、減衰量の取れるローバンドではサンプラーとしては十分使い物になりました。
もう少し周波数特性を改善したいなと思っていましたが、トロイダルコアでのピックアップを試してみることにしました。コアの中に同軸の芯線を通して、コアに1ターンのコイルを巻いてピックアップする方法です。
SWR計のピックアップなどで使われていたと記憶しています。
手元に電源チョークに使われていた緑色のコアがありましたので、ものは試しということで改造してみました。
う~ん。
改悪になっちゃいましたね。3.6メガの減衰量はほぼ同じですが、高い周波数での減衰量が改造前よりも減ってしまいました。
14メガで-37dB程度だから、まぁいいかな? そもそも周波数特性が良いサンプラーはとっても高価ですから、そうそう簡単に作れないです。
ハイバンドは外付けのアッテネータと組み合わせて使えば問題ありませんので、元に戻さず当分はこの状態で使うことにしました。なんせ、自作のDCモニター受信機の発振器は3.6メガのTCXOですから、他のバンドではモニターできないのです。
-55dB程度減衰していれば200Wが0.6mWになるわけで、サンプラーの出力をそのままDCモニター受信機に入れたり、スペアナに入れたりできます。但し3.6メガは・・・ですね。
7メガ以上はアッテネーターを入れないと危険だな。
-20dB程度のアッテネータを内蔵させようかとも考えたのですが、ダミーロードは机の下の奥に置いてあるので、いちいち机の下に潜ってスイッチ切り替えることは面倒なので、そのままというわけです。
たぶん、コアの材質で周波数特性はある程度は変わるのでしょうね。
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