« W4PKU 21/PSK31 | トップページ | 簡易RF Samplerの改造 その2 »

2013年6月22日 (土曜日)

TS-990 TCXOの性能は?

Tcxo_10khz TS-990は他のフラッグシップ機と異なりTCXOを採用しています。常時温める必要があるOCXOとは違って、コールドスタートから短い時間で周波数が安定するメリットがありますが、反面、周波数精度や安定度の面ではOCXOに多少劣ります。
でも実際の運用ではTCXOでも全く問題ありませんし、運用しててズレを感じたことは一度もありません。TCXOの採用でコストダウンしたのは正しい判断だと思います。

TS-990の基準信号出力をAPB-3で計測してみましたが、僕のアパートのAC電源由来のノイズが観測されていて、TS-990が誤解されるとマズイし、そもそもAPB-3の測定限界を超えているので掲載は控えます。

参考までに、手持ちの低位相雑音TCXOの計測結果とTS-990の測定結果がほぼ同じ結果でしたので、代わりにそちらを掲載しておきます。
これは発振器を乾電池駆動しているため、AC電源由来のノイズは観測されていません。似ていると言っても±3kHz弱にある2本のヒゲはTS-990にはありませんから、これよりも綺麗とご想像ください。

電池駆動の低位相雑音TCXOと同等ということは、TS-990の基準信号はかなり綺麗ということです。精度と安定度を重視した他のフラッグシップ機よりも位相雑音の面では優秀なのではないかと想像しています。

そういえばSherwoodの測定データでもTS-990のLO Noiseは138~150dBc/Hzとナカナカ良い数字でしたね。

10khz とはいうものの、これでは意味不明の記事になってしまうので、拙作のOCXOを使った基準信号を同一条件で計測した結果も出しておきます。

ACラインの引き回しや電源対策などをそれなりに行っていますが、残念ながらAC電源由来とおぼしきノイズが混入していて、汚いスペクトラムになっています。

通常はTS-990のTCXOはoffにして、この信号をTS-990に入れて使っています。
こんな汚い信号をsign01と思われるかもしれませんが、TS-990から出力される信号も同じようにACノイズで汚れていますので、そこは目をつぶって、位相雑音が僅か(数dB?)に低く見える自作の基準信号の方が有利ではないかと思っています。

基準信号は周波数安定度や精度に影響するのは当然として、送信音・受信音にも影響があるように感じています。特に500Hz以下の近傍位相雑音が少ないと、綺麗でダンピングの効いた締まった低域がでるし、受信してても同じ印象です。
軍用無線機のLoがとても良好な特性なのは、周波数安定度や精度、近接周波数などへの影響を少なくするためだけではなく、本質的な了解度そのものが違ってくるため・・・・と僕は考えています。

|

« W4PKU 21/PSK31 | トップページ | 簡易RF Samplerの改造 その2 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« W4PKU 21/PSK31 | トップページ | 簡易RF Samplerの改造 その2 »