USB電源アダプター(TPS7A4700)
PCのノイズの影響を避けるため、セルフパワーのUSBハブを使っています。USBハブには付属のACアダプター(トランス式)から電源を供給していますが、やはりACアダプターですので定電圧電源よりもノイジーではないかと思っています。そこでUSBセルフパワーハブ専用の電源を作ることにしました。専用といっても無線機用の定電圧電源の13.8Vから5Vに降圧するだけです。
レギュレーターはノイズが少なくて話題のTI TPS7A4700を使った秋月の電源キットを使います。
USBの規格は最大で500mAなので、13.8Vから降圧すると結構な熱がでる可能性があります。
普通は放熱器を使いますが、今回はダイキャストケース自体を放熱器にするため、秋月の電源基板(アルミ基板)とダイキャストケースを熱結合させることにしました。
写真のような感じでアルミの3×10mmの平角材をカットして熱伝導させます。こちらから見えるアルミ板がダイキャストケースと接触して熱を伝えるわけです。
桜屋で販売している小さいダイキャストケースにしましたので、キツめですが納まりました。
USBセルフパワーハブは以前購入したエレコム製品をそのまま使います。USBハブとケースの長さがピッタリ同じで、ダイキャストケースに両面テープで貼り付けました。
右側から13.8Vを入力します。USBハブは無改造ですので、元に戻すこともできます。
製作後、一通りテスターで電圧などを確認して使用開始しました。
接続するUSB機器の消費電力にもよりますが、カメラ・DAC2台・サウンドユニットの4台を接続するとダイキャストケースが30度程度になります。
やはり放熱を真面目に考えて良かったです。3端子レギュレーターで6V程度に下げてから、秋月の基板で更に5Vまで下げることも考えましたが、いずれにしても放熱対策が必要です。
USBセルフパワーの電源をACアダプターから秋月の電源基板に変えると、DACの音は一皮剥けた感じに聞こえます。
出音で「おっとぉ~、コイツはいいぞ」って感じで、効果をハッキリと感じます。ダイナミックレンジが広がった感じですから、やはりTPS7A4700はノイズが少ないのでしょう。
結局、通電テストのつもりが、思わずアルバムを数枚聴いてしまった・・・と言えば効果がどんな感じかだいたいお分かりだと思います。
やってよかったぁ~~
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