2013 CIS QPSK63 DX Contest
初めてCIS QPSK63 DX Contestに参加しました。参加といっても30QSO程度ですから、様子を見た程度ですが、初めてQPSK63コンテストに参加しました。
CIS QPSK63 DX Contestの最大の特徴は電波形式がQPSK63だということでしょう。PSK63のコンテストは多いですが、QPSK63指定のコンテストは数える程しかありません。
QPSKはPSK伝送方式に文字化けを防ぐ誤り訂正を加えた電波形式で、文字化けがかなり減りますが、復調のタイミングが少し遅れるというメリット・デメリットがあります。
実際に運用していてもまさに「文字が表示されるタイミングが微妙に遅い」「表示される文字は化けない」というものでした。
文字化けが少ないのでコンテストでは運用しやすい、また、文字のデコードが微妙に遅いのは63bpsというスピードと相殺されるので、psk31のデコード感覚と比較すれば文字表示は早いです。PSK63と比較すると、ちょっと引っ掛かりを感じる程度。
QPSK63の問題は「慣れていないこと」ではないかな?
PSKのスペクトラムは左右対象なので、LSBでもUSBでも意識しないで使えますが、QPSKはLSBとUSBでモードを変える必要があります。
これに気づかず、デコードできない・・・と思ってしまう方が多いようです。なお、伝統的にデジタルモードはオールバンドでUSBモードを使うことが前提というのが世界共通認識のようです。
QPSK63はコンテストに向いている電波形式ではないかと思います。RTTYと比較して伝送スピード、占有周波数帯域、文字化け防止の面で優れているように感じます。これから少しずつ増えていくように思います。
ただ、RTTYのコンテストの面白さは身体に染みついているため、そうそう簡単に置き換えられるとは思いません。EPCのコンテストのもう一つの特徴はDXDAを使うことです。
The DX Discovery Award Series (DXDA) は簡単に言えばDXCCやIOTAみたいなもので、世界を地域や場所で区分した一覧表で、その数をどれだけ集めるのかを競います。
とても細かく、またハンティングが楽しいように?区分されているので全世界で3777くらいあります。
日本だと都道府県レベル+αですが、αの部分の分類が非常にエグイので、日本に含まれるDXDA全エリアとQSOするのは現実的には困難です。
数を増やせば難しくなりますが、3777もあって、且つ尖閣並が他にもゴロゴロ入っているとなると、ALL DXDAを狙って達成するのは一生掛かってもムリ! だと思ってしまいそうです。
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