ローテーターコントローラー MRC-1発売開始
僕はロギングにLogger32をずっと使っていますが、その理由はロギングやデジタルモード運用、無線機のコントロールは当然として、ローテーターやアンテナ切換器、リニアアンプなどもLogger32で全てコントロールできるからです。
もっとも僕の場合は無線機とローテーター以外は使っていませんが、Logger32はPCを使って無線の運用を極力楽にする方向性ですね。自動化と言えばいいのかな?
無線用の機材をPCでコントロールするためには、機材とPCを接続するためのインターフェースが必要です。ところがローテーター用のインターフェースはヤエス(生産中止)・エモト・クリエイトと全滅状態。そもそも、エモトやクリエイトのローテーターの汎用PCインターフェースはオプションには見当たらないようです。
僕も昔はエモトのローテーターを使っていましたが、Logger32でローテーターをコントロールするため、ヤエス製のローテーターとインターフェースに交換したのです。
最近はリモート局の開設も簡単にできますが、リモート局のネックはローテーターの遠隔制御だと思います。そんなローテーター事情に朗報が飛び込んできました。M-Phoenix(エム フェニックス)からヤエス・エモト・クリエイトのローテーターに対応したローテーターコントローラー MRC-1が9月末に発売されることになったとのことです。MRC-1の詳細はM-Phoenix(エム フェニックス)のホームページをご覧ください。
MRC-1はLogger32を始めいくつかのロギング・リモート制御ソフトで動作確認されています。Logger32など、ローテーター制御が可能なソフトとMRC-1があれば、クリック一つでローテーターを望みの方角まで回転させることができそうです。これでアンテナが望む方向になるまで、コントローラーのレバーを押し続ける必要が無くなります。
PCがあればローテーターのコントローラーも手元に置く必要もなくなります。それに殆どのローテーターコントロールソフトでは方角が多数プリセットできるようになっていて便利に使えます。Logger32では10方角とホームポジションで、合計11方角をプリセット可能です。
今回ご紹介したMRC-1は完成品ですが、もともとは情報通信技術コンサルタントのくわさんが開発されていたローテーターインターフェースを完成品として販売するものです。
くわさんは自作できる方向けに基板と材料のキットを頒布されます。もともと、くわさんはローテーターのインターフェース以外にも色々な無線用のインターフェースを開発して基板を頒布されていますので、ぜひホームページをご確認ください。
完成品のMRC-1は日本国内で生産されているとのことです。ローテーターは無線機以上に長く使うことが多く、セットで使うインターフェースも長く使うことになりますのでMade in Japanの持つ意味は大きいと僕は思います。
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