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2013年11月24日 (日曜日)

1クリックでデジタルモード

Scw PSKなどのデジタルモード運用をする場合、無線機はUSBモードにしてMMVARIなどのデジタルモード用のソフトを使うケースが多いと思います。

ところが、USBモードによる通常の音声運用のフィルター帯域の設定では、デジタルモードでは狭かったり、音声ではAGCはスローが聴きやすいけど、デジタルモードはファーストにしないと文字化けしたりします。
デジタルモードを運用するたびに細かい設定を毎回マニュアルで変更するのは面倒です。

最近の無線機にはデータ運用のモードが追加されています。TS-990にはUSB(LSB)-D1/D2/D3と6種類あります。USB-D1とUSB-D2、USB-D3はそれぞれ独立したモードですから、フィルターやAGC設定はそれぞれ別々に設定することができます。

USB-D1は PSK用と決めて、USB-D1にPSK運用のフィルター幅やAGCの設定を行い、PSKの周波数とUSB-D1モードを無線機にメモリーすると、7メガでSSBでラ グチューしていた状態から、該当するメモリーを呼び出せば無線機はメモリーしたPSKの運用周波数とUSB-D1モードで運用ができるようになります。

そして最終的にメモリーに登録できない無線機の機能のみをデジタルモード用ソフトからコマンドで無線機をコントロールします。Logger32のサウンドカードウィンドウとTS-990ではこんな感じになります。

PSK運用開始マクロ(PSK31ボタン)
$command MV01;$    VFOからメモリーチャンネルへ切換
$command MO01;$   送信モニターon(僕はSSBでは無線機のモニターは使いません)
$command EQT01;$  送信音のイコライザー1を選択 1はPSK用に別途設定済
$command FL000;$   受信フィルター帯域  0-3000hzに設定したフィルターを選択
$mmvarimode6$       MMVARIをPSK31モードにする

VFO運用に戻るマクロ(SSB/CWボタン)
$command MV00;$   メモリーチャンネルからVFOへ切換
$command MO00;$   送信モニターoff
$command EQT00;$  送信音イコライザーoff  SSBでは使いません

これで1クリックでデジタルモード運用と他のモードの運用が切り替えられるようになります。
なお、無線機とソフトの組み合わせによっては、このようにできない可能性もありますが、Logger32ならばTS-990以外にもICOMの4桁無線機(IC-7000とか)なら可能です。

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