160m用短縮Akiスペシャル Ver2
昨年のARRL160mで使った短縮Akiスペシャルが結構良かったので、昨年使ってみて判った課題点をなるべく解決するようにしてみました。
まず、現用のスクリュードライバーはエレメントを含めてそのまま利用します。
垂直部分は、スクリュードライバーから1m程離れたことろに10mのグラスロッドを建てて電線を這わせます。
この10mのグラスロッドを使ったバーチカル部分は先日の記事で紹介した通りです。
160mで10mということは40mで2.5mの短縮率です。ふむふむ。僕のスクリュードライバーの7メガ運用時と同じ・・・ですね。短縮コイルのQが高ければ輻射効率では結構遊べるアンテナになるハズ。
でも、やはりエレメントは長い方が良いわけで、グラスロッドの頂点から斜めに引き下ろすエレメントを接続しました。
図のように、僕のアパートの屋上だと、最長で12m以上のエレメントを接続することができます。
MMAMAでシミュレーションすると、斜めに引き下ろしたエレメントを長くすると輻射効率があがりますが、打ち上げ角度が高くなります。
逆に斜めに引き下ろしたエレメントを短くすると、輻射効率が下がりますが、打ち上げ角度が低くなります。
色々とシミュレーションしてみると、斜めに引き下ろしたエレメントの下端が、垂直部のエレメント長の半分程度に納まるようにすると、打ち上げ角度と輻射効率のバランスが取れるようです。今回は斜めに引き下ろすエレメントを7mとし、スクリュードライバー(バリLとして使う)を含んだエレメントの総長は約17mとなりました。
10mのグラスロッドから斜めにエレメントを引き下ろす場合、ロッドがエレメントの重さでしなりますから、手持ちの細い電線(より線)にしました。
垂直エレメントは2.5Φの極太電線で、ここに細い電線を繋げると、細い電線の接続部に応力がかかって、風で吹かれたりすると、容易に切断してしまいます。
そこで、今回は垂直部から斜めに引き下ろす部分に一工夫して、切断しにくいようにしてみました。
グラスロッドの尖端に適度に柔らかいアクリルパイプを入れて2mmΦのアルミ線を沿わせます。アルミ線の両端にはエレメント接続用のキボシ端子を取り付けてあります。
アクリルパイプの尖端に穴をあけて引き下ろしエレメントを引っ張る園芸ロープをリング状に結んであります。
引き下ろしエレメントはリング状の園芸ロープを一回通してタイロックで固定、接続端にはテンションがかからないようにして、アルミ線とキボシ端子で接続します。
こんな感じのアンテナで昨晩を迎えたのですが、アンテナ以前にコンディションが今一つのようです。いつもは強力に聞こえるスーパーステーションがS3程度では、僕のアンテナとベアフットではお話になりません。
結局、昨晩は4局ほどQSOしてアンテナを撤収してしまいました。今晩も試してみますが、コンディション復活するかなぁ・・・・。
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