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2013年12月22日 (日曜日)

TS-990 リモートソフトのバンドスコープ表示

Arcp990 TS-990用としてKENWOODから無償配布されているリモートコントロールソフトARCP-990はリモート制御用ソフトとして良くできています。

僕はリモート制御ソフトは「無線やってる感」が希薄なので、なるべく使いたくはありませんが、TS-990の設定を行う場合など、無線機本体で設定するよりもARCP-990を使った方がラクチンなので、良く使います。

ARCP-990にはRS-232かUSBを使って接続、LAN経由で直接無線機と接続、無線機と接続されたホストPCを経由してLAN接続の3通りの接続方法があります。

ちょっとヤヤコシイのですけど無線機本体にLANポートがある無線機は、日本だとIC-7800/7700とTS-990だけかな?

IC-7800も先日のファームアップでホストPC不要になりました。当然でしょう。面倒ですもん。やってみれば判ります。後発(?)のIC-7800はLAN直接接続時にVoIPが動作するようにしています。TS-990はVoIPを使う場合はホストPC経由のみで、LAN直接接続時は別途VoIPソフトが必要になります。

使いやすいリモート制御ソフト、ARCP-990にはバンドスコープ機能もついています。USBやRS-232C接続だとスコープの画面がカクカクして滑らかさに欠けますが、LANで直接接続すると実機と同じようにスムースに表示されます。

滑らかに表示されるバンドスコープを見ていて、LAN接続のARCP-990を使えば、外部ディスプレイは必要ないんじゃないかなぁ・・・って思いました。PC上に表示されるから画面キャプチャーも簡単にできますし、スコープ画面のサイズも大きくできます。

LAN接続の一番のメリットは無線機本体をLANに接続するだけで、リモート制御用のホストPCは不要なことです。リモート制御するためのPCにARCP-990がインストールしてあればOKです。
通常のリモート運用って、無線機に繋がったホストPCの管理が面倒なんですよね。常時通電して待機させる必要があるからなんです。あ、TS-990の場合、シリアル・USB接続でもホストPCは不要ですが、USBケーブルが伸びる範囲しか使えませんけどね。
LAN接続とUSB接続はバンドスコープを除けば、レスポンスは同じか、心持ちLAN接続が早いかな?と感じる程度です。

ということで、制御系はARCP-990を使うのがお手軽で高性能のようです。後は受信音と送信音のIP化ですねぇ・・・。
目標は良い音でリモート運用を楽しむことです。8kHzのPCM辺りじゃぁちょっとね・・・。恐らく音質と遅延のバーターになるんでしょうね。

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コメント

いつも豊富な内容の記事を楽しませて頂いております。
IC-7410のリモート制御で不可解(?)な現象があり、もし、
何かアドバイスがありましたら。

IC-7410をUSB経由でPCからリモート制御しています。
(当初は自前の通信プログラムで、今はLogger32のRadio Control Panel
から。)、

項目は、KEY SPEEDとかCW PITCHとかなのですが、PCからの
コマンド送信と、リグのフロントパネルの調整つまみとが
どう競合するのかが興味のあるところです。

当初は、電源投入時、及び、調整つまみを物理的に回転した
時点で、つまみの値が採用され、以後、PCからコマンドが
降ってくれば、そちらの値がと、要するに後出しジャンケン
かなと思っていたのですが・・、

どうも、調整つまみの変化が一個でもあると(例えば、RF PWR
を回すと)、関係無いはずの、KEY SPEEDやCW PITCHまで、
いっせいに、つまみの値を読み取っているようです。

一般的に、ICOMのリグってそういう仕様になっているもの
なのでしょうか?

運用上は非常にやりにくいのですが、回避策は有り得ましょうか?

TS-990にしないと解決しません!と断言されると、むしろ、
嬉しかったりもしますが。

de JH1OOD Mike

投稿: Mike | 2013年12月23日 (月曜日) 09時00分

Mikeさん
ICOMはCATでコマンドを送信すると、その設定値に実機が設定されますが、実機で操作すると、CATコマンドで一時的に設定された設定値がキャンセルされて、実機での操作値が優先されるのが前提ですよね。

但し、このような場合は実機の設定値とコマンドでの設定値が競合する場合だけで、フィルター設定などはCATコマンドでも実機操作でも早い者勝ちで設定されると思います。

具体的にはボリューム(音量)とかRFゲインとか、実機ではボリュームで連続可変で設定する場合ですね。実機ではAFゲイン左回しきりでもCATコマンドで255(最大値)に設定すれば大音量で受信音が聞こえますが、実機のボリュームに触れて少し回すと実機の設定値になるようにしてあります。
ここまではMikeさんもご存じだと思いますが、他の方への説明です。

ご相談いただいたように、一個でも実機の設定を変えると全部キャンセルされるのは・・・気がつきませんでしたし、UI設計としては変わった考え方ですね。

TS-990では、ご指摘のように実機操作で触った部分、例えばAFゲインとRFゲインとPWRをリモートソフトで実機とは異なる値に設定して、実機でAFゲインを変えると、実機優先のAFゲインになりますが、PWRやRFゲインツマミに触れるまで、実機ではリモートソフトでの設定値が有効です。
つまり、TS-990ならMikeの望んだように動作します

投稿: JI1ANI/福井 | 2013年12月23日 (月曜日) 15時39分

> つまり、TS-990ならMikeの望んだように動作します

期待したとおりの、ご回答ありがとうございます。

PC制御で、高速CQを打っている最中に、実機のAFボリュームを動かすと、
KEY SPEEDまでが、実機のそれに読み取られてしまうというのが、情けない。

バグと言って、良いのではなかろうか・・。

de JH1OOD Mike

投稿: Mike | 2013年12月26日 (木曜日) 18時36分

Mikeさん
哲学でしょうね。僕が思うにICOMは10年以上前にCI-Vを作って、当時の価値観でのリモート制御の理想を実現したと思うのです。無線機にアドレス持たせてネットワークのコリジョン処理まで行っているわけです。
ただCI-Vを作った時に想定したリモート制御の枠を現実が超えてしまった・・・。
逆に早すぎたために、逆に自ら作った枠に嵌まってしまって、ニーズに対して柔軟に対応が取れなかったのが今回の現象だと思います。

756シリーズではメモリーがパンパンでどうにもならないのは理解していましたが、7800でシステムに余裕ができてLANポートまで付けてリモート制御の最右翼だったのに、やればできることをTS990が出るまでサボッた(出し惜しみした?)ツケじゃないでしょうか?
自分の拙い経験を通じて、そんな印象を持っています。

投稿: JI1ANI/福井 | 2013年12月26日 (木曜日) 23時24分

私は30年間QRTしていたので、こういう歴史的経緯の話は参考になります。
まあ、先になったり後になったり、様々なのですね。

投稿: Mike | 2013年12月29日 (日曜日) 17時55分

PCからの制御とパネルのつまみとが競合するのであれば、全面的にPCからの制御にしてパネルはいっさいさわらないことにすれば良いと思って、色々フリーのリグ制御ソフト(ICOMの純正リモート制御ソフトは有償なので、検討対象外。)を見てみたのですが、どうもしっくりするのが見つかりませんでした。

仕方なく自分でプログラムを書き始めて、動作自体は何とかなりそうになったのですが、パネルのデザインとかの美的センスが問われそうです。メニューの階層が深くなるよりは、数が増えてもボタンを多数並べる方が便利かなとは思っています。

de JH1OOD/Mike

投稿: Mike | 2014年12月13日 (土曜日) 23時09分

Mikeさん
ブログ拝見しています。確かにセンスの部分はありますが、自分にとって使いやすいものができるといいですね。
できたら是非公開してくださいな。
日本製(?)のリグコントロールソフトは多くありませんので需要があるのではないかと思っています。

投稿: JI1ANI/福井 | 2014年12月14日 (日曜日) 01時12分

Sメータ表示とか、マウスウィールで周波数変更とかできるようになったので、技術的には問題無いみたいです。あとは、美的センスですが、これはいじればいじるほど酷くなるような・・。

実運用で便利なような作りこみの余地はまだまだあると思いますが、リグのつまみには一切触らないという目標は一応達成です。
(実用になるのなら、最初からWebベースにして、リモート制御可能なように作るべきだったか。。)

公開というか、自分で何かソフトを作ってみたい、けど、手がかりが無くて困っている・・という私のような人のためのきっかけになればとは思っています。今、ブレッドボードみたいな状態でソースが500行位なので、真面目に作れば半分にはなるかと思います。

grigは、ちょこっと見ただけで2万行以上あるので、これを解読しようとしなくて良かった・・。

Mike/JH1OOD

投稿: Mike | 2014年12月15日 (月曜日) 19時53分

あけましておめでとうございます。今年も、楽しくて有益な記事を期待しております。

先日のリグコントロールプログラムですが、ホームページでソースプログラム(ver. 0.001)を公開してみました。高級機では当たり前の機能なのでしょうが、ウォータフォール上をクリックするとその周波数に飛べるというのは超便利ですね。これだけでも、作った甲斐がありました。

ウォータフォールと称しても、AF帯の信号から作っているので帯域幅が狭いのが難点です。リグから2nd IF信号(36kHz)を取り出せば良いのでしょうが、将来の課題です。

Mike/JH1OOD

投稿: Mike | 2015年1月 2日 (金曜日) 11時06分

Mikeさん

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

Ver. 0.001とは刻んでますね。0.01かと思ったら一桁間違っていました。
ウォーターフォールのクリックはpskソフトでは定番ですが、本当に便利な機能だと思います。
TS990もタッチパネルでQSYできるのでVFOをあまり回すざずに済みます。
そういえば、どなたかがIF 36khzを取り出してSDRで受信している記事を見かけました。やはりやりたくなりますよね。

投稿: JI1ANI/福井 | 2015年1月 2日 (金曜日) 15時25分

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