« EK2AN 28/PSK31 | トップページ | FK1UW 24/PSK31 »

2014年3月22日 (土曜日)

10MHz ローパスフィルターの製作 その5

Lpf_no2 設計したものの、このままでは10MHzでの通過ロスが大きそうな感じがして、コイルの定数を1.2-1.5-1.5-1.2uHから1.0-1.2-1.2-1.0uHへと変更して、カットオフ周波数を高めにズラして製作しました。

今回はダイキャストケースの蓋にコネクターを取り付けることにしてみました。
ケース本体は、この基板が載った蓋に被せる感じになります。

基板も蓋の裏側の平面な部分に載って作業性も良いし、基板はコネクターのネジでガッチリ蓋に固定できます。

基板は片面基板の中央にストリップラインモドキを作って、その上に部品を載せていく方法Lpf_no2_2で、基本的には前回と一緒。

基板の銅箔はBNCコネクターの固定ネジでグラウンドに接続されていますが、念の為銅テープで基板をくるむようにして、基板の裏側で蓋と圧着されるようにしています。

できあがりはこんな感じになります。自分としては外見はかなりいい感じに仕上がったと思っています。
これで特性もバッチリならいいのですけどね。

2作目のフィルターの特性です。残念ながら25メガ付近に共振点(リジェクションポイント)ができています。
狙って作ったのなら良いのですが、出来てしまったわけです。

10mhz_lpf2_2 原因としてコンデンサーのインダクタンスとか、コイルの自己共振周波数とか、色々と考えてみましたが、チップコンデンサーですし、コイルの自己共振周波数はかなり高いし・・・・。

「基板とグラウンド、部品配置」しか思いつきません。

グラフのように、-70dB程度は減衰しているのでLPFフィルターとしては使えるわけですが、やはり綺麗な特性のフィルターに仕上げてみたいものです。

とは言うものの、今回は特性の綺麗なフィルターを作るのが目的ではなく、高い周波数を減衰させるの道具として作りましたので、今回はここまで。
そのうち気力が充実したら改良を進めることにします。

|

« EK2AN 28/PSK31 | トップページ | FK1UW 24/PSK31 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。