ブレットボードで組むマイクアンプ その2
新年早々に着手したブレットボード上のマイクアンプ、満足できるところまできました。負電源も、このブログで紹介したチャージポンプを使った回路です。
マイクアンプとチャージポンプはそれぞれ別々の記事にしてご紹介しましたが、両方を1枚のブレットボード上で組んでみました。
写真はマイクアンプと負電源回路を最初に合体したBB。
外部からDC+12Vを供給して動作させます。
チャージポンプとマイクアンプを普通に並べて置いていますが、発振器付きの電圧コンバーター(チャージポンプのこと)と、60dB近い低周波増幅回路を隣り合わせると色々と問題がでてきます。
2枚のBB上に2種類のマイクアンプ回路を組んで、切換器で聴き較べしつつ、パスコンの容量や場所による音の違いを比較しながら改良を続けていました。
それこそコンデンサーをとっかえひっかえ・・・の世界です。結構楽しかった。
それも含めて回路や定数をいじっていると、この回路をBBで実装した場合の傾向が掴めてきます。
その後、それらのノウハウを纏めて、頭をリフレッシュして新しくBB上にマイクアンプと負電源回路を組んでみました。つまり回路は同じで、実装が異なるだけ。
ちょっとした実装の違いで結果が変わるのがアナログ回路の奥深さですね。左のグラフは現在のBBマイクアンプの計測結果です。
赤は僕の愛用しているダイナミックマイクを接続して、「ジャパ~~~ン」ってパイルアップの時よろしく大声で叫んだ時のマイクアンプの出力レベルです。
水色はマイク端子(入力)を無接続(オープン)した時のノイズレベル(約55dB増幅時)を平均化して表示しています。
S/Nも十分取れており、チャージポンプの発振音も全く聞こえません。音質的にはプリント基板に部品をハンダ付けした時と同じクオリティに聞こえます。
今回は無線用として、ちょっと高域に張りがでて明瞭度があがるように味付けしています。
このBBマイクアンプの一番の特徴は、簡単に部品を交換できるので、カップリングコンデンサーの違いや、入力インピーダンスの違いによる音の差を簡単に実験できる・・・ということでしょう。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ANI/福井さん、こんにちは。
もう覚えておられないかとも思いますが…8年程前に6mで何度かお相手頂きました
埼玉の7M4GLU/はんざわです。
正確には…QRT中でコールをながしてしまってますのでex7M4GLUですhi。
このBB上でのマイクAMPを実験中のQSO(6mでSDD/こがさんとのラグチュー)を
ワッチしてました。ポンコツのFT-625D(で内蔵SP)での受信でしたが
ANIさんご常用のマイクAMPとの差は明確に解かりました。
こちらのBBのはハイに特長のある音でした。
6mは625Dで時々ワッチしておりますが、今はやはりデジタルDSP機が多いですね。
いずれまたコールを取って再開したいと思っておりますので
その際にはぜひまた宜しくお願い致します。
多分その際は上記のようなアナクロ機ですがhi。
SDDさんにも宜しくお伝え下さい。
それでは、ex7M4GLU。
投稿: ex7M4GLU | 2014年4月21日 (月曜日) 00時54分
はんざわさん
こんばんわ。コメント遅くなりました。憶えていますよぉ~。
お元気そうでなによりですがSWLなんですね・・・・。
レポートありがとうございました。今回のBBマイクアンプは明るい音になるようにしましたので、そのように聞こえて良かったです。
あれからBBのマイクアンプは部品を替えましたので、聞こえていましたらレポートお願いします。
投稿: JI1ANI/福井 | 2014年4月25日 (金曜日) 22時48分