負の連鎖
僕のVOLVO850は97年式ですから、かなり古い。ディーラーのお兄さんからは「クラシックカー」と呼ばれています。確かにもうそんな年です。細かいところに不具合はあるものの、走って・曲がって・止まるし、雨漏りしないでエアコン冷え冷え・・・なのでなかなか乗り換えのタイミングが難しいのです。
昨日、届いたバッテリーの交換作業していました。ターミナルを取り外してバッテリの固定具を取り外して、バッテリーを取り出そうしたら、プラスのターミナル配線がじゃまでしたので、ちょっと力を入れてグイッと引っ張ったら・・・
ポキン
と配線を4~5本束ねたターミナル端子が、根元で折れてしまいました。どひぇ~~~
太い配線が繋がったターミナル端子ですから、バッテリー端子にネジ止めしている部分と配線のカシメ部分の間の金属が、車の振動で金属疲労していたのでしょうね。
綺麗に折れています。
気を取り直してバッテリーの交換は済ませましたが、このままではエンジンが始動できません。色々と考えましたが、とりあえず手持ちの一番大きな圧着端子の袖口を切って広げてコの字にして、本来の圧着端子の袖口に噛ませてみました。
このままでは強度的・電気的にも問題がありますが、ハンダ付けすれば緊急対応として当座はしのげそうです。この部分、おそらくはスターターの配線なので、大電流が流れるハズ。配線とバッテリーの間にちょっとした抵抗があると、大電流ですから急激に温度があがることも想定すると、熱で溶けるハンダ付けは本来は御法度のハズ(ですよね)。
それは理解していますが、車が動かないと修理にも持っていけませんので、汚れた圧着端子を無水アルコールと歯ブラシにお掃除。ピカピカに磨いて、改造した幅広圧着端子をハンダ付けしました。
ガス式のヒートガンにアンテナ工事用にも使えると思って用意していたハンダ付け用アタッチメントを取り付けて、イザ!
まさか、ガス式半田ごてで車の修理をすることになるとは思っていませんでした。
見た目はイモ&テンプラハンダですが、写真の裏側は本来の圧着部分と、改造した圧着端子の袖口をコの字に加工した部分の隙間に綺麗にハンダを流してあります。
なんて言い訳しても、見た目は完全にテンプラだなぁ・・・。
応急修理を終えて、エンジンを始動すると何事もなかったように、エンジンがかかりましたが、修理に出さないと・・・です。
圧着端子やカシメ工具も持ってるけど、こんな小指ほどもある太い径はカシメられませんし、特大圧着端子も持っていないからなぁ・・・。道具と材料が揃っていれば、恐らく修理自体は簡単だと思います。
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