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2014年9月21日 (日曜日)

ダミーロードの製作 完成したけど・・・

MFJの缶ダミーの改造品、完成しました。結果的には殆どが金属加工で、ドリルやタップのお世話になりました。
結局、ヒートシンクの蓋への固定方法は、缶ダミーがチクワを固定していたブラケットを加工して流用しました。Mコネ用のビスを使っているので、缶の中央にヒートシンクを固定できます。
Photo_2
蓋に裏板当ててあるので、大きなシートシンクでもフラフラしません。蓋のMコネに信頼感がでました。フラフラしても、接触不良にはなりませんが、なんとういか、信頼感に欠けます。
裏面はこんな感じです。
Photo_3
同軸は3D-2QEVです。チクワの固定ブラケットを切断するとき、切断面が斜めになってしまいました。

MP9100のヒートシンクへの取り付けはこんな感じ。
Mp9100
取り付け位置を互い違いになるようにして、交互に足がでたところに同軸をハンダ付け。
一応高い周波数でも影響が少ないようにしたつもり・・・。
蓋ごと持ち上げて、トランスオイルの入った缶に入れて、できあがり
Hf
う~ん、もうちょっと良いと思ったけどなぁ~。抵抗を2個繋いでテストした時は200メガでSWR1.3くらいだったのですけどね。
変ですね?
Uhf_2
なんと

原因は共振でした。110メガ辺りで共振していて、その裾野が50メガやHFの高い周波数に影響しているような感じです。
幸運にも144メガは共振と副共振の谷間でSWR1.2となかなかな優秀です
当初の目的どおり1.8~50MHz用としては十分な結果ですが、共振が無ければ高い周波数まで綺麗な特性になったと想像されます。

しかし、共振とは・・・・。まぁ、もともとMFJの缶ダミーは260メガあたりで共振しているので、同じ缶と取り付けブラケットを使っているので、ぶら下げた金属物体が大きくなった分、共振周波数が下がったのは仕方ないのかも。ヒートシンクを小さくして共振周波数あげるのもねぇ・・・。それに油漬けしてベタベタだし・・・。

ちょっと残念な結果になりましたが、HFで200Wを7分連続して入力しても缶がホンノリ温まる程度でした。オートチューナー無しでも無線機のSWR計が振れないのは、確かに気持ちいいですね。

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コメント

ANI様 いつも興味深く拝見しています。ダミーロードに鋭い共振峰が現れましたが、写真からは抵抗体のコールドエンドと放熱器が直近で接続されていないように見えます。DC的に接地さていてもコネクタから1/4λ相当の距離ではHi-Zとなり共振の原因になりかねません。以前似たような現象を経験したので何かの参考になればと思いご連絡します。これからも興味深い記事を読ませて下さい。

投稿: JA2HVW | 2014年9月23日 (火曜日) 22時24分

HVWさま
本当に鋭い共振で困りました。実はご指摘のようにコールドエンドと放熱器は接続していません。
ご指摘のように、外皮と放熱器を終端抵抗近くで接続してみたですが、共振は変わらず??という状態です。

やはり高周波用のチップ型終端抵抗か、トラディショナルな金属皮膜抵抗を多数使って分圧しつつ、補正板を取り付けるのが良いようです。
でも、このままでは悔しいので、チップ型終端抵抗で再挑戦するつもりです。

投稿: JI1ANI/福井 | 2014年9月23日 (火曜日) 23時00分

ANI様 すでに確認済みだったのですね。大変失礼しました。私は5w金被1kΩを多数直並列にしましたが補正は大変苦労しました。それはともかく音作りにも興味があり私も少しづつ始めたところです。参考にさせていただきますのでこの場を借りてお礼申し上げます。これからもよろしくお願いします。

投稿: JA2HVW水島 | 2014年9月24日 (水曜日) 11時38分

水島さんこんばんは。
コメントいただき、嬉しかったです。やはりコールドエンドを放熱器に接続するのが正解ですよね。
そのように考えていたものの、今回の結果から自信が揺らいでいたところだったのです。

水島さんにコメントいただき、やはりそれが正解で、今回は例外だということが確認できました。
再挑戦の時には、迷わずコールドエンドを放熱器に接続するような形にします。

これからも??と思うようなことがあれば、ぜひコメントをお願いします。

投稿: JI1ANI/福井 | 2014年9月24日 (水曜日) 22時20分

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