ダミーロードの製作
先週よせばいいのにAA-600で缶ダミーロードの劣化具合を測ってしまいました。無線機のSWR計でも1.6だったので、判っていましたがM/A COMのダミーロードのSWRベタ落ち状態を見てしまったのがイケマセン。
ダミーロードでネットサーフィンしていると、とあるブログの製作後の感想で「やっぱりダミーロードといえども、SWR計がピクリともしないのは気持ちが良い」という一文を見つけ、「やっぱりそうだよなぁ~~」と思いました。
そんなわけで僕がその昔、無理な耐久試験でサラダオイルを溢れさせるほど熱くしたのが原因でボケてしまったMFJの缶ダミーロードを元ネタに改造して作り直すことにしました。
ダミーロードを今作るなら、チクワを取り替えるのではなく、チップ型終端抵抗を使うのでしょうけど、チップ型って実装がチト面倒そうです。
今回は取り付けの簡単な三端子レギュレーターでお馴染みのTO-220パッケージの兄貴分、TO-247パッケージの無誘導抵抗 Caddoc MP9100(100W)シリーズを使うことにしました。
200W連続送信が前提なのと、製作の容易さを考慮すると、2個を対にしてヒートシンクに取り付けるあたりがバランス点かな?ということで100Ω100Wを2個入手しました。
この抵抗、周波数特性が心配でした。早速2個パラにしてAA-600でSWRを測ってみると、150メガ辺りまでは問題無さそう。
目的は200Wの固定機でのテスト用ですから50メガまで使えれば十分です。
缶ダミーロードは4リットルのペンキ缶の蓋にコネクタを取り付けてあるのですが、蓋は薄いブリキ製なんです。0.4mm程度かな?接続した同軸を動かすと缶の蓋に取り付けたコネタクが揺れて「ペコン」って感じで、不満でした。
そこで今回は蓋の内側に2mmのアルミ板を当てて補強したところ、ペコペコしなくなりました。サラダオイルまみれだったベーク製コネクタも、銀メッキのテフロン製に交換
とまぁ、ここまでは一気に出来ました。
最終的には蓋のコネクタから3D-2Vで100x100x50mm程度のヒートシンクに取り付けたMP9100に接続して、ヒートシンクごと油漬けにするつもり。
現在、ヒートシンクの固定方法を思案中。蓋にステーを取り付けて固定かなぁ・・・。蓋の補強材をコの字にして、ヒートシンクを固定できると良かったのですが、写真のように短い部材しか手持ちが無かったのです。
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