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2014年11月 9日 (日曜日)

空冷ダミーロードの改良 その2

Photo 前回のテストを踏まえ、当初の状態から同軸のコールド側の処理のみを変更して周波数特性の変化を調べてみます。

1.5D-2Vの被覆を剥がして網線をむき出しにして、銅テープを張りつめたダイキャストケースに同軸を沿わせて、上から銅テープでサンドイッチしてみました。

コーナーのRの部分とか同軸がケースから浮いてるし、銅テープの接着力では同軸をピッタリ押さえつけることが難しく、ケースから数mm浮いている箇所があります。

ご覧のように、ベタ付けとしてはイマイチのデキではありますが、コールド側をケースへベッタリ張り付けた効果の検証にはなるのではないかと思います。

銅テープだと原状復帰がラクチンなのです。銅板だと加工するのが面倒だし、固定するのは更に面倒です・・・・

早速SWRを計測してみました。
250w_600mhz
なんとまたまた記録更新

435MHzで前回のSWR1.53→1.44とわずかではありますがSWRが良くなりました。前回はインピーダンス整合が取れているBNCメス、今回はインピーダンス整合が取れていないMコネメスです。
ということは、コネクタをインピーダンス整合が取れているN型に変更すれば、現在の1.44より、更にSWRが向上するのではないかと期待が膨らみます。

次回は現在のM型フランジタイプのコネクタをN型フランジタイプに取り替えるだけでSWRがどのように変化するのかを調べます。
違いはコネクタだけです。インピーダンス整合されているN型の方が周波数特性が良くなるのは当然ですが、コネクタ一個でどのくらいの差があるんでしょうね?

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コメント

ANI様
ずいぶん昔ですが同様のチップ型抵抗でUHF用ダミーロードを作りました。秋葉の斉藤電気商会で購入した際、抵抗の上面(セラミック部)をGND電位の金属で覆うとSWRが改善できるとアドバイスされました。私の場合セラミックとの間にわずかな隙間で435MHzまで十分な性能がでました。抵抗体上面はセラミックだけのようで、形状からストリップラインとの相性が良く思えます。当時まともな計測器なく定量的な話しかできず恐縮です。

投稿: JA2HVW水島 | 2014年11月 9日 (日曜日) 17時34分

水島さん

なるほど。チップの上面は覆っていませんでした。
最後にやってみますね。アドバイスありがとうございました!

投稿: JI1ANI/福井 | 2014年11月10日 (月曜日) 00時01分

通りすがり(ではないですネ、ちょくちょく拝見させて頂いております、Tnx )の者です。
 
 コネクタの位置ですが、市販されているダミーロ-ドのイメージが強くありませんか?
いっそのこと、チップ抵抗の真横にコネクタを取り付けたら如何でしょう。最短距離
で配線出来ます。
ケース横にコネクタが出ているより、ケース上の方が使い勝手が良い場合も多いですし。
カタログ仕様に近いVSWR特性が出るような気がします。

投稿: HYD | 2014年11月12日 (水曜日) 00時19分

HYDさん
こんばんは。いつもご覧いただきありがとうございます。
また、アドバイスありがとうございます。ご指摘の通り、そもそも同軸などを使わずに済むように、配置などを工夫するのが本来の姿のようです。
今回はケース加工もしてしまったので、この配置で頑張って見ます。

投稿: JI1ANI/福井 | 2014年11月12日 (水曜日) 03時27分

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