空冷ダミーロードの改良 その4
ヒートシンクに同軸をベタハンダ付けするが大変でしたが、N型パネルジャックコネクタ(貫通型)にしたら記録更新できましたぁ。
でも、同軸の引き回しはヒートシンクとケースの形状と配置の問題で、理想的な形にはならず、同軸は前回の3倍長で配線しています。
HYDさんからコメントいただいたように、同軸の配線をスッキリ、できれば同軸レスで工作すると結果は更に良くなりそうです。
周波数特性は435MHzでSWR1.19となり、銅テープでのSWR 1.25より更に改善しました。
ご覧いただけるように、50MHz辺りまでSWR1.0と全く反射がありません。チップ型終端抵抗単体の周波数特性としては当然と言えば当然ですが、同軸取り付けての結果にはちょっと驚きました。
でも500MHz辺りだと微妙な作りで影響がでるので、チップ型終端抵抗への給電点も、ヒートシンクと電極のスキマでインピーダンスが50Ωになるように考えるべきなんでしょうね。
今回大変だったのはヒートシンクへの同軸のハンダ付けでした。銅板が埋め込まれているヒートシンクなので、ヒートシンク自体にハンダ付けは可能なんですが、なんせヒートシンクですから、温めてもどんどん放熱してハンダ付けできる温度まで温まりません。
手持ちのチップ用のヒートガンでは完全に役不足。結局ガスコンロの上にヒートシンクを置いて、トロ火で5分程度熱してからハンダ付けしました。
ハンダ付けに時間が掛かるのは見越して、今回はテフロン同軸(RG316)を使いました。
ご覧のように、ケース内で同軸がトグロを巻くような形になっていますが、同軸を少し動かしても周波数特性には影響はなく、安定していました。
次はアドバイスいただいたように、チップのセラミック部分を銅テープで覆って、周波数特性の変化を見てみたいと思います。
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