ノイズ対策用白地図
ノイズ源を探す準備を進めています。ノイズ源が「スパッ」と見つかれば良いのですが、大抵はノイズ源が生成しているノイズは、電灯線をアンテナ代わりにして周囲に拡散している場合が殆どみたいです。
特に最近問題となることが多いインバーター系のノイズは、インバーターが電源回路に使われるため、電源ラインや操作系ラインがアンテナ代わりになる確率が非常に高いようです。
因みに、短波ラジオを持って屋上にあがり、ノイズの到来方向を探そうとしましたが、南側以外はSメーター読みではだいたい同じようなノイズ強度でした。
屋上での測定で判ったのは、ロッドアンテナを縮めたDEGEN DE1103を電灯線に近づけると、ノイズが強く受信できることでした。
シャックの電灯線でも同様でしたので、ノイズは空間を伝搬しているだけでなく、電灯線をアンテナ代わりに伝搬していることが確認できました。
ノイズ発生源は不明ですが、周囲の電柱に張られた電灯線がアンテナ代わりになってノイズを輻射していることは確かなようです。
2eleを使っても、ノイズの到来方向が明確にわからないのは、このためではないかと推測しています。
他にもビームの鋭いVU用のヤギで三角測量も考えましたが、今回はローバンドでしか発生しないノイズなので難しいと判断しました。残る方法は地道に電柱単位でノイズ強度を測っていく方法ですが、実績もあって信頼できます。
電灯線を伝搬するノイズの場合、先ずは電柱単位で調べるのが良さそうです。コンクリート電柱は、鉄筋をコンクリで固めた構造です。また、この辺りの電柱の天辺には金属のトンガリ帽子が付いていて、金属帽子を電線で相互接続した地線(アース線)が張られています。
地線は電柱単位でアースに落ちています。
このためか、単純に電灯線とコンクリ内部の鉄筋が静電結合するのかは不明ですが、電柱にロッドアンテナを縮めたラジオをくっつけるとノイズが受信できます。電柱からラジオを離すとノイズは殆ど受信できません。
この事象を応用して、電柱単位でノイズレベルを計測すれば、ノイズ源に近づくことができそうです。つまり、ノイズ源が繋がっている電柱が一番ノイズを強く受信できる(はず)という仮説です。
ということで、ノイズ対策用の白地図を作って計測を始めようと思います。地図には●で電柱、●でナトリウム街路灯をグーグルマップで確認してプロットしてあります。
だいたい周囲50m程度でしょうか・・。ノイズの強力さからするとすぐ近くだと想像しています。
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