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2015年1月 3日 (土曜日)

Moxonアンテナのマルチバンド化

Moxon フルサイズ2エレを性能の低下を抑えつつ、コンパクト化したMoxonアンテナがあります。コイルを使わず、エレメントを折り曲げたところがミソですが、自作すると折り曲げ部分の強度の確保が結構大変です。

久しぶりにMFJの製品カタログを眺めていたら、Moxonアンテナが販売されていることに気づきました。カタログには21.28.50メガ用の3種類あります。

Moxonアンテナはコイルを使っていないのでATUと相性が良いところを活かして、マッチングはATU任せのマルチバンド化をMMANAで試してみました。

周波数はHFハイバンドとして14~28メガの5バンドでのQRVを想定しました。
21と28は2エレ並、他はRDP程度ってことでトライしてみましたが、さすがにオリジナルの2エレでは28メガでゲインがとれません。

そこで1本だけエレメントを追加して28メガの性能アップをしてみました。
V型の赤線がその追加エレメント。ビニール線を引っ張るイメージです。

Moxon_2 たった1本ですが、28メガのリフレクタを追加したので、21メガで多少悪くなりますが、28メガが2エレ化してイイカンジになりました。

21と28で4dB程度、F/Bで10dB以上とれていますので、ATUでのマッチングロスを考慮しても、ビームアンテナとして使えるのではないかと思います。

14は短縮RDP動作ですが、18と24は多少は指向性がでるので、意識すれば多少はメリットがありそう。
18メガが逆ビームになるのが難点ですが、エレメント数が少ないので、これは我慢ですね。

給電点に平衡-不平衡バランを挿入してATUに接続すれば、14~28までカバーできると思います。14メガは全長が半分になっていますが、50%は短縮ロスが我慢できるポイント。50%以上だと急激に短縮ロスが増えます。

マッチングにATUを使えば21~28に14がオマケで付いた、コンパクトなビームアンテナになりそうです。ちなみに50メガでも2dB程度のゲインが期待できますよ。

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