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2015年3月28日 (土曜日)

50Ω同軸分配器 ZSC-2-1

Zsc_2_1 1本のアンテナを複数台の無線機や受信機で利用する場合には、同軸分配器(スプリッター)を使います。
緊急対策としてはT型コネクターなどで、同軸を二股に分配してしまう方法もアリだとは思いますが、あくまで緊急対策。
アンテナの本来の性能が活かせませんし、片方の無線機で送信したら、片方の無線機(受信機)へ高周波が流れ込んでトンデモないことになります(経験済coldsweats01)。

というわけで、普通は同軸分配器を使って分配先の双方の無線機(受信機)間をアイソレーションしつつ、アンテナからの信号を1/2ずつ分けます。

僕もTS990とSDR受信機の同時受信では、1本のアンテナをスプリッターで分けるつもりで物色していました。
こういった高周波関係の小物(?)とくれば、僕の場合はミニサーキットです。
探してみると、色々な種類のスプリッターがありますので混乱しがちですが、位相差ゼロでインピーダンスが同軸と同じ50Ω、コネクタが使いやすいBNCで、周波数帯域が広いものを探せばいいわけです。

今回はZSC-2-1にしました。特性はこんな感じ。

Features
• wideband, 0.1 to 400 MHz
• low insertion loss, 0.4 dB typ.
• good isolation, 25 dB typ.
• excellent amplitude unbalance, 0.1 dB typ.
• excellent phase unbalance, 0.2 deg. typ.
• rugged shielded case

長波からUHF帯まで使えて低ロス、アイソレーションも短波帯までなら28dB程度取れています。また、ガッチリしたシールドケース入りですから、ノイズも飛び込まず永く使えそうです。

TS990のRX ANTをONにして、背面のOUTにZSC-2-1のS(分配元)を接続、INにはZSC-2-1の1か2のどちらか(分配先)を接続したら、もう片方を受信機のアンテナコネクターに接続すれば、TS990で使っているアンテナを使ってSDRでも同時受信できます。

2分配すると、無線機へのアンテナ入力は直結時の半分(-3dB)になります。-3dBって大きいようですけど、実際に使ってみると感覚的には殆ど減衰を感じません。
アンテナで利得が3dB違うと、ちょっと大げさだと「別世界」に感じますので、-3dBだと逆の意味で別世界になりそう・・・なんですが、実際には「本当に-3dB??」って感じです。
不思議ですね。

僕はミニサーキット製品はミニサーキットヨコハマで購入しています。

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コメント

お久しぶりです。ブログは、いつも楽しませて頂いております。

スプリッターという単語に反応しました。「TS-990徹底解説集」のFig. 3「RXアンテナ機能の運用例」みたいな感じになるのですね。(このあたり見ていると、TS-990は良いなぁと思います。高性能DSPとかにはあまり感じないのですが。)

以前に、MAINとSUBとの同時受信で分配損失の-3dBが気になりますかという質問をさせて頂いたかと思いますが、-3dBがOKであれば、さらに-3dB追加して-6dBになっても平気で、さらに・・(以下、続く)・・。

ついでに、抵抗スプリッターの-6dBとも比較実験をしてみれば如何でしょうか?
釈迦に説法ですが、例えば、
http://www.linear-tech.co.jp/company/news/timelynews/TN045.pdf
http://literature.cdn.keysight.com/litweb/pdf/5989-6699JAJP.pdf

やや真面目な考察としては、都市雑音が優勢な環境であれば、スプリッターとかアッテネータでの減衰は、SもNも平等に減衰するのでS/Nとしては変化せず、ビームアンテナだとフロントゲイン+3dBで(ほぼ)Sだけが強くなり、Nはサイドでばっさり切れると思えば、S/Nの改善は著しいという感じなのでしょうか?

理想環境だとスプリッターの-3dBは到底許せなくても、都市雑音が多くてというのは、ある意味恩恵なのかも知れないですね。実は、ビームアンテナは使ったこと無いので、このあたり良く分からないのですが。

私は、例のリグコントロールプログラムが、CをC++に書き換えようとして進行が停まってしまいました。一部、気持よく書き直せる部分もあるのですが、何せ解ってないのでちょっと弄るとすぐにコンパイルエラーの嵐になってしまいます。

無線LANの更新をきっかけに、ここ数日はパケットのスプリッターで遊んでいました。これはアクティブ素子なので損失は0dBなのですが、ルーフィン・グ・フィルタ(?)をしっかりしないと、YouTubeとか見ている端末からの近接妨害信号が激しくて。

Mike/JH1OOD

投稿: Mike | 2015年3月28日 (土曜日) 08時23分

こんばんわ。
素晴らしい考察だと思います。
まさに
>都市雑音が優勢な環境であれば、スプリッターとかアッテ
>ネータでの減衰は、SもNも平等に減衰するのでS/Nとしては
>変化せず、ビームアンテナだとフロントゲイン+3dBで
>(ほぼ)Sだけが強くなり、Nはサイドでばっさり切れると
>思えば、S/Nの改善は著しい
だと思います。
昨日からず~~っと990とSDRをPSKで並列受信させています。3khz帯域にしていますが、ミクロ的には甲乙付けがたいというよりも、SDRの方が帯域内のダイナミックレンジは広そうな感じです。
マクロでみるとフィルターのシッカリしている990ですけどね。

投稿: JI1ANI/福井 | 2015年3月29日 (日曜日) 18時13分

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