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2015年5月16日 (土曜日)

21MHz チェビシェフBPF

21mhz_bpf 2台購入したAfedriのSDRのフロントエンドにはフィルターはありませんので、フロントエンドの利得を高めに設定するとオーバーロードLEDが点滅します。

中波帯はHPFでカットしているので、原因は短波帯の強力な信号、たぶん短波放送局が原因だと推測されます。

一応そんなことになるだろう・・・と予想して、安価なバンドパスフィルターのキットを探していましたが、最近は自作する人も減ったためか、ちょっと前は簡単に見つかったフィルターのキットが見つかりません。

やっと見つけたMiniKits社はオーストラリアの会社。トランシーバーのキットを扱っていますが、そのキットのトランシーバー用のバンドパスフィルターキットが安価でしたので、購入しました。

このフィルターをSDRとアンテナの間に入れれば、SDRがオーバーロードすることもなくなるでしょう。

Minikits社のフィルターキットはチェビシェフ7段の本格的なフィルターで、トロイダルコアを使っていて、コイルも自作するのがミソ。

20m 17-15m 12-10mの3種類のフィルターを購入してみましたが、どうやら基板は共通で乗せるLCの定数を変えて色々なバンドに対応しているようです。
また、基板にはリレーなどが乗せられて、バンド切り換えができるようになっていますが、今回はフィルター部分のみに部品を乗せてみるつもりです。

実は20mは以前購入したINRAD製のフロントエンドクリスタルフィルターを入れていますので、20mのBPFは不要なんです。因みにINRADのフロントエンドクリスタルフィルターを入れるとAfedriのフロントエンドの利得設定が+35dBでもオーバーロードしませんが、フィルターを外すと+23dBがやっとです。

そこで、20mのキットのフィルター部分のコンデンサはそのまま使って、自作するコイル定数の変更だけで15mに対応できるように設計してみました。
冒頭の回路とシミュレーションチャートがその結果です。コイル巻きを楽しんでみることにします。

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コメント

福井さんこんばんは
AFEDRiは調整むつかしいですね。すぐどわっとなってしまう。
(QS1RはフロントエンドにLCがあるのでまだましです)
外付けプリ入れた方がベターなのでAFEDRiではそれで28メガビーコン捕捉してますが、
それは良いとして、すぐ近くのNHKのせいで、ハイパス入れてもまだざわついた感じのローバンド、TS-590の前に入れると良さそうです。
infoありがとうございます。

投稿: JF2IWL/長倉 | 2015年5月16日 (土曜日) 19時30分

こんにちは。
昨晩製作してみましたが、再現性が高くなるように工夫されていて感心しました。
フィルターの難関はコイル巻きですが、コイルの巻き数と展開角度でインダクタンスの誤差は5%程度まで追い込めるようです。LCRメータがなくても大丈夫だと思います。さすがキット、再現性は抜群だと思います。
このキットなら無線機作れるかも・・・と思いました。

投稿: JI1ANI/福井 | 2015年5月17日 (日曜日) 16時46分

制作編のポストありがとうございます
これを5バンドを1パックで、コンビネーションBPFが100ドルくらいでできそうですね。
まずどれかひとつ買っていることにします
ありがとうございました

投稿: JF2IWL/長倉 | 2015年5月17日 (日曜日) 18時00分

こんばんわ。
そうでね。フィルター用の部品は少ないので、1個セットで購入して、残りは基板だけで自分で設計しても良いかもしれません。
ただ、フィルター用のコンデンサは誤差5%以下でないと思ったような特性にならないので、個別に買い集めると以外と費用がかかったりすることもあります。

投稿: JI1ANI/福井 | 2015年5月18日 (月曜日) 21時53分

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