中短波用 プリアンプ RPA-1の利得調整
DXエンジニアリングの中短波帯プリアンプ RPA-1はノイズも少なく、多信号特性も良好で、とても気に入っています。
早速SDRと組み合わせて使っています。SDRのRF段はRF増幅用のチップ1個で済ませていることが多く、専用プリアンプと比べると見劣りします。
低い周波数では専用プリアンプとそれ程差はありませんが、21メガ以上ではではやや感度不足を感じることがあります。
そこでFDM-S2にRPA-1を接続してみましたが、RPA-1はオリジナルで+16dBと、ちょっとゲインがありすぎで、多少ゲインを落とした方が良い感じです。
RPA-1のマニュアルにはゲインを落とす方法が2通り紹介されているので、両方とも試して周波数特性を調べてみました。
オリジナル(1.8メガカットオフのHPFを入れた状態)
スペック通り、約16dB取れています。 組み込んだHPFは以前自作したものです。利得を下げる改造後の計測はHPFを外しています。
少しゲインを下げた状態(RPA-1のマニュアル通りにC3 C6をカット)
全体的に3dB程利得が減少しました。
一番ゲインを下げた状態(コンデンサカットに加えR1,R6に1.5kΩを追加)
全体的に5dB程利得が減少しました。
なるほど。RPA-1のマニュアルに記載されている通りの結果となりました。当初はFDM-S2に入れるつもりでしたが、途中からAfedriに計画変更しました。
Afedriのフロントエンドは利得を-10dB~+35dBまで可変できますので、わざわざRPA-1の利得を下げなくても、Afedriのフロントエンドの利得を下げれば調節できますので、今回の改造は不要でした。
RPA-1とAfedriを組み合わせると、21メガ以上で効果があるように感じていますが、最近ハイバンドのコンディションが思わしくなく、検証が不十分です。
現時点ではFDM-S2同等かそれ以上の感度になっていて、RCKskimmerではTS990のサブ受信機に勝る印象です。
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コメント
こんにちは
はじめまして、
先日セカイモンを介して、RPA-1を購入しまいたが、電源供給に
12v 130mAが必要ですが、なかなかトランス型のACアダプタ見つかりません。
もし良かったらアドバイスお願いします。
よろしくお願い申し上げます。
投稿: 青沼毅 | 2020年9月30日 (水曜日) 15時25分
今晩は
RPA-1の電源は低ノイズならばなんでも問題ありません。
スイッチング電源でも最近のものなら使えるものがあると思いますので、試してみてください。
また、低ノイズ電源としては、15V程度のスイッチングACアダプタに秋月で販売しているTPS7A4700を使った超ローノイズ・プログラマル電源キットを組み合わせるのが簡単です。
http://psk31.cocolog-nifty.com/digitalmode/2013/08/tps7a4700-9d5c.html#search_word=tps
投稿: JI1ANI/福井 | 2020年9月30日 (水曜日) 17時53分