天ぷら割烹 うさぎ(葛飾区青戸)
今日は法要でした。お寺の住職さんで僕が知ってるのは先代の親父さんと、親父さんが亡くなった跡を継いだ先代の息子さんです。
先代は僕が中学生の時に亡くなりましたが、大変な美声の持ち主、お経を聴いていると声が楽器のように聴こえたのをいまでも覚えています。
声質は遺伝するようで、今の住職(先代の息子さん)も、やはり美声で、倍音成分たっぷりの豊かな声量で、お堂一杯に響きわたらせてお経を唱えていただきました。
でも、綺麗なだけではないのです。
この親子、声のピークで声ががささくれ立つんです。ビリビリビリーって空気が振動する感じです。ですから声量と相まって凄く迫力、エネルギーがあるんです。
この迫力で「南無阿弥陀仏」と延々と繰り返すと、聴いてる方はなんかトランスしてきていい感じになります。
親戚一同、先代も素晴らしいお経を唱えてくれたが、息子さんも親譲りのいいお経を唱えるようになった・・・と言ってましたので、僕の聞き違いではありませんヨ。
さて、法要の後、近くのお店で昼食会をしましたが、そのお店が「天ぷら割烹 うさぎ」さんです。
参加者は高齢の方が多いので、お寺お近くということで選びました。掘ごたつ席の宴席があって、脚の悪い高齢の方でもつくろいで昼食をいただけました。
美味しそうなコースもありましたが、なんせ食が細い方々が多いため、うさぎ天ぷらコースにしましたが、ちょうどお腹一杯という感じでした。
実は僕は、脂っこい食べ物は苦手なんですが、うさぎの天ぷらは旬の食材がサクサクととても美味しくいただけました。お店の案内にもありますが、各地で修行された腕で揚げる天ぷらはサラリとしていて、やはりこってりしたものが苦手な高齢な方々も「美味しい」と大評判。
場所は確かに解りにくいですが、隠れ家的な魅力があるようでファンも多いようです。
新鮮海鮮サラダは、海草のこりこりとした食感と、お刺身の食感のハーモニーで楽しめました。
天ぷらは3回に分けて運ばれてきますので、毎回揚げたてがいただけます。
〆の天ぷら茶づけは初めていただきました。かき揚げのお茶漬けですが、お出汁とかき揚げの組み合わせで、なるほど、天ぷらのこういういただき方があるのかとびっくりしました。
〆のもう一品の天丼(いづれか一方選択)の方も濃いタレのかかったかき揚げとあつあつご飯で美味しかったです。
美味しいお料理をいただきながら、久しぶりに親族で楽しく過ごすことができました。
いいお経と美味しいお食事、日々の鍛練の大切さを感じた法要でした。
住職さん、うさぎさん、ありがとうございました。
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