プリアンプ用電源スイッチ その2
さて、昨日の記事で紹介した「五月蠅いリレー」を静かにするための方法を考えてみました。
手元にあるのはオムロンのG5V(12V1A)と富士電機のカードリレー(12V5A)です。
カードリレーは接点容量も余裕の5Aですけど、1接点しかありません。論理反転しないと使えません。
G5Vは2接点なので、リレーを交換するだけの改造で終わります。
今までも幾つか似たような機材を作ってきましたが、全部リレーで論理反転していて、技術的は進歩がありません。
頭の中では「おいおいリレー式かよ。せめて半導体にしたら?」という声がしていたのです。そこで1接点(通電時にメイク)のカードリレーを使うことにして、2SC1815を使ってNOT回路を組んで実験してみました。
回路自体は簡単ですし、カードリレーもメイク時に18mA程度しか必要としませんので、手持ちの3.3kΩ抵抗だけで済ませてしまいましたが、一発で動作しました。
つまり通電して、SENDオープンだとリレーがメイクして電源on、通電して、SENDがグラウンドに落ちると、リレーがオープンして電源offです。
目的外ですが、通電しないとSENDの状態に関わらず、リレーがオープンして電源offです。
先日の基盤と入れ換えて動作テストすると、カチカチと良い感じで切り替わります。
ダイキャストケースの蓋を閉めて、配線を接続しなおして実際にトランシーバーと連動させてみると、テストの時みたいに小気味よくカチカチとon offが切り替わります。これは結構うれしかったです。
でも、肝心のリレーの音なんですが、やはり五月蠅いのです。リレー自体の音というよりも、どうやら金属ケースで音が反響したり、振動が伝わっているような感じです。
そういえば、リレーの音対策をしたことがありますが、リレー自体ではなくて基板が共振して音が大きくなっていました。
今回は小さい基板なんですが、原因はそのくらいしか思いつきません。リレーの音を小さくするにはリレー本体もさることながら、基板に制振対策をする必要がありそうです。
結局、基板を交換しても音は小さくなりませんでしたが、リレーからトランジスタへと進化できた(?)のでヨシとしましょう。
そのうち、ホームセンターでスポンジタイプのゴムを買って、制振対策をすることにします。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント