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2015年8月 8日 (土曜日)

ELAD FDM-S2とSPF-08連動でのMUTE その2

Wp_20150805_22_38_12_pro ELADのSDR FDM-S2の電源を落とすとSEND端子がグラウンドに落ちて、他の受信機材がMUTEになってしまう件。
SDRだけ電源を入れっぱなしにしても良いのですが、FDM-S2はUSBバスパワーなので、PCの電源連動なんです。つまりPCの電源を落とせなくなっちゃいます。

ということで、マジメに対策を考えました。やはりフォトカプラーなどを使って本体の電源とは無関係にSENDが動作するようにするのがよさそうです。
論理を反転する必要もありませんので、単純にSENDがグラウンドに落ちるとフォトカプラーがONになる回路でオシマイです。

フォトラプラーはTLP222を使うことにしました。電源は別途用意しようかと思ったのですが、FDM-S2のアクセサリー端子には5V出力がありますので、ありがたく使わせていただくことにしました。

電流制限抵抗とフォトカプラーだけの簡単な回路なので、基盤は使わず空中配線にしました。
SEND入力はRCAジャックをパラ接続にして、他の受信機材にSEND信号をそのまま流せるようにしておきました。

ケースはタカチのSW-65にしました。回路的にはもっと小さくても納まりますが、D-Sub9pinのコネクタの大きさが問題になります。

念のため、組み立てる前にブレットボードでテストして問題ないことを確認してから、ケースに組み込み、テストしてみると問題なさそう・・・だけど、受信→送信は瞬時に切り替わりますが、送信→受信に少し遅れがあります。

う~ん、SENDがオープンになっても、どこかに電荷が溜まっていて、フォトラプラーの切れが悪いみたい・・・・。
運用上は問題がないから、不具合になったら対策考えてみます。これでやっとSDR本体とプリセレを無線機と連動(周波数・モード・PTT/MUTE)させることができました。

あとは、SDR3台分の電源(USBセルフパワー用)が残っています。SDR用の電源ですからノイズ対策は手が抜けません。

毎日暑いので、アッチッチのLM338Tの降圧ユニットと秋月の9Vアダプタを取り替えないと。

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コメント

フォトカプラって、真面目に使ったことがないのですが、TLP222のデータシートを見ると(測定条件下では)1mSとか、そんなものですか。

RENESASのサイトを見ると、「汎用フォトカプラの応答速度」2.実際の応答速度は規格だけでは判断できない とか、色々書かれてますが、定量的には現状どの程度の遅れなんでしょうか?オシロでちらっと見てみるとか・・。(と言って、わざと話を大きくする。)

Mike/JH1OOD

投稿: Mike | 2015年8月 8日 (土曜日) 08時59分

Mikeさん
それがですね。製作して既存の機材に適用したその時は、体感で500ms程度の遅れが「送信→受信」にありました。
フォトカプラがSENDがグラウンドに落ちることで発光する回路ですから、どこかに電荷が残っていて、グラウンドから離れても弱く発光している・・・と想像しました。

ところが、フト気がついてみると、今は遅れはなくて、ほぼ瞬時に他の機材と同期して「送信→受信」に切り替わっています。
???
なんだったのかな?

考えたくはありませんが、配線の取りまわしとかを変えて、いまはテスト配線の蛸足から、必要最低限に短くしていますので、回り込みだったのかもしれませんね。

投稿: JI1ANI/福井 | 2015年8月 8日 (土曜日) 16時10分

つけたし

確かに1msってのは遅いですが、実際にはもっと速いと思いますし、似たような動作のラインレシーバーならヒトケタMHz辺りなら動作すると思います。
最近の高速ラインレシーバーなら、短波帯はカバーできるのと違いますか?この辺りはジッタ(揺らぎ)の少ないピュアなクロックを探す旅で色々とやってみました。

RTTYのキーイングに使うと、極めて正しい符号が生成できるので、微弱な信号でも復調される率が高くなる・・・とか。
個人的な感覚ですが、USBキーイングよりもシリアルポートキーイングの方が飛びが良いように「感じ」ます。
私のPCのUSBがメロメロだった・・・というだけかもしれませんが。

投稿: JI1ANI/福井 | 2015年8月 8日 (土曜日) 16時20分

体感で0.5Sは大きいですね。LEDに5mA流したとして、2.5mCで、5Vで割ると0.5mF、すなわち500uF相当?回り込みで維持されていたとすると、+5V電源は最初の一瞬だけで良かったりして・・。

高速ラインレシーバは、使ったことないです。クロックの旅には、出なかったので。USBキーイングとシリアルポートキーイングとの違いも、経験してないです。ハードウェアというよりは、デバイスドライバの違いかも知れませんね。そう言えば、最近はフラットケーブルも見なくなりましたね。シリアルポート(本物の)を最後に使ったのは、AVアンプとの接続(室内音響の測定データをPCに吸い上げる)で、これも10年以上前なので、先日の「4ポート RS-232C・PCIボード REX-PCI64D」は、へぇぇという感じでした。(私が、機材を持ってないだけですけど。)

>気のせいかRS-232Cで直接キーイングするFSKは、USBシリアル変換キーイングよりも、しっかりとしたタイミングで、パイルアップに強いような気がしています。

この行は、見落としていました。

Mike/JH1OOD

投稿: Mike | 2015年8月 9日 (日曜日) 06時52分

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