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2015年8月30日 (日曜日)

DXE-RG-5000HD

Wp_20150826_00_14_48_pro_processed 過大入力をクリップしてお亡くなりになったRG-5000、代替品を購入しようとDXエンジニアリングの通販サイトを訪問したら、新型のRG-5000HDが発売されていました。

う~ん。僕みたいな人、多いのでしょうかねぇ・・・・って説明をみると、耐入力が上がっているのではなく、変更点は歪みが減ることのようです。

説明書には「ダイナミックレンジが広い無線機にはHDを使え」とのみ記載されています。写真のように従来のRG-5000と新しいRG-5000HDの基板を見比べてみても、GDT(ガス入り放電管)もダイオードも同じモノに見えます。

写真のように、壊れたRG-5000と新品のRG-5000HDを上下に並べて見比べました。上下で異なるとしたら、白い製品名などが削り取られたトランスしかありません(ミニサーキットっぽい外観です)。

壊れたRG-5000を修理しようと思って資料を色々と探していたら、W8WTSがRG-5000と類似のプロテクターを比較・分析した資料を見つけることができ、RG-5000の回路も判りました。

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2015年8月29日 (土曜日)

STRIDSBERG MCA108Mの内部と周波数特性

30003c5 アンテナからの信号を8分割するSTRIDSBERG MCA108Mの内部です。先日の受信感度が落ちた事件で、真っ先に疑ったのが、このMCA108Mでした。

送信アンテナに近いところで、受信プリアンプが初段に入っていますからねぇ・・・。
結局このマルチカプラーの前段に入っているRG-5000がお亡くなりになったのは記事にしました。

原因を切り分けしていく時にMCA108Mの特性と中身を確認したので、公開しておきます。

左側から入った信号は500kHzカットオフのローパスフィルター部を通って、一石で増幅、トランスでインピーダンスマッチングしながら2分割×3回×2回路で8分割です。

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2015年8月25日 (火曜日)

ハムフェア2015雑感

今年のハムフェアは音創り研究会でキットを販売しませんでしたので、時間的(心理的?)に余裕があって、いろいろなブースをじっくりと見学することができました。

Wp_20150823_12_20_46_pro_processed 気になったのが2点ありました。一つはすでに報じられているように、ICOMから発表されたHF機、IC7300です
パンフレットにはごく普通の普及機としてサラッとしか紹介されていませんが、ダイレクトサンプリングの本格的なSDRスタンドアロントランシーバーです。

日本の無線機メーカーが本格的なSDRスタンドアロン(PC不要で運用できる)トランシーバーを発売したことは嬉しいというか、ホッとしています。やはり日本 の無線機メーカーには頑張ってほしいですからね。

詳細は紹介記事をご覧いただくとして、従来のトランシーバーよりも回路構成が簡単な(それだけに一つ一つの素子の選択が難しいハズですが)SDRトランシーバーはコストダウンが容易ですから、入門機に持ってきたあたりはICOMさんのセンスが光ります。

これで先行しているSDRトランシーバーをキャッチアップできるような性能だったらfujiですが、大人なICOMさんですから、先輩から一歩引いた入門機、でも従来の入門機とは一線を画すようなスペックとしてチューニングしてくるでしょう。
あ、でも僕としてはヤンチャな「ひょええええええ~~~」ってスペックを期待していますからね。

いきなり水を掛けるようなことを言って申し訳ないのですが、IC7300は中身はマンマSDRなのですが、PCが接続できないように見えるのです。
あ、誤解されるといけませんね。CATコントロールやデジタルモードを運用するため従来型のUSB端子はパックパネルに付いています。

内部のFPGAのプログラムを書き換えるような形で、外部にPCを接続できるか?と説明員の方に尋ねたところ、明確なお返事はいただけませんでした。
接続できれば、SDRトランシーバーのプラットフォーム化も夢ではないと僕は思っているんですが・・・・。

え、何をやるのかって?そりゃ、送信でプリデストーション掛けてIMD50db以上のキンキン(そう聴こえませんか?)するような波でQSOですよ。普通のDSP機なんか一昨日来いくらいの変調間違いなしです。

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2015年8月23日 (日曜日)

ハムフェア2015 ご来場ありがとうございました

Wp_20150822_09_48_00_pro 土曜日、日曜日と多数の方に音創り研究会のブースをご訪問いただきました。音創りはもちろんのこと、旧交を温めたり、マイクの選び方や、マイクアンプの特徴、キット化の予定まで、本当に楽しく2日間を過ごすことができました。

また、他のブースの方々とも交流を深めることができました。今年はハムフェアの入場者数も昨年より1割り増し程度と発表があり、ブースに立っていても「去年よりも人数多いなぁ~」と感じていました。

研究会の活動についても、いろいろなご意見やご希望をいただきましたので、今後の活動に反映させていきたいと思っています。
今日はとにかく「足が痛い」というのが感想でして、寄る年波をヒシヒシと感じています。

写真は音創り研究会のブースで販売してきたマイクアンプ、ヘッドホンアンプの総ざらい展示の様子。

また、今年はいままでになく、リボンマイクに興味を持つ方が多かったです。リボンマイクの復活は本当なんだなーと感慨深いものがありました。

音創り研究会のリボンマイク自作キットで、あなたも世界に一本のリボンマイクを手にしてみませんか?この動画で紹介されている自作リボンマイクは、音創り研究会のリボンマイクキットを使っています。


音創り研究会の通信販売ページ
購入希望の方はメールにてご連絡ください。メールは、このページの左側 My plofile もしくは僕のQSLカードをクリックして、メール送信ボタンを押してください。

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2015年8月21日 (金曜日)

ハムフェア2015でお会いしましょう

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音作り研究会は今年もハムフェア(ブースJ-029)に参加します。マイクアンプやヘッドホンアンプキットの完成品を展示します。

音創り研究会でキット販売してきた歴代のマイクアンプの展示や、マイクによる音の違いを体験できるコーナーなどを用意しました。

研究会メンバーのシャックの大判写真も展示しますので、マイクとマイクアンプと無線機の間でどんな音声処理をしているのか、機材はどんなのを使っているのかを実際の事例で見ることができます。

みなさんとお会いできるのを楽しみにしています。ブースは中央通路をメーカーブースから歩いて真ん中より手前の左側です。写真の右側が中央通路です。

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2015年8月16日 (日曜日)

プリアンプ用電源スイッチ その2

Wp_20150812_22_23_08_pro さて、昨日の記事で紹介した「五月蠅いリレー」を静かにするための方法を考えてみました。
手元にあるのはオムロンのG5V(12V1A)と富士電機のカードリレー(12V5A)です。

カードリレーは接点容量も余裕の5Aですけど、1接点しかありません。論理反転しないと使えません。

G5Vは2接点なので、リレーを交換するだけの改造で終わります。
今までも幾つか似たような機材を作ってきましたが、全部リレーで論理反転していて、技術的は進歩がありません。

頭の中では「おいおいリレー式かよ。せめて半導体にしたら?」という声がしていたのです。そこで1接点(通電時にメイク)のカードリレーを使うことにして、2SC1815を使ってNOT回路を組んで実験してみました。

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2015年8月15日 (土曜日)

プリアンプ用電源スイッチ その1

TS-990の感度低下は、990の故障ではありませんでした。ELADのFSM-S2やAfedriのSDRは、ハイバンド用のヤギMA-5Bの信号をマルチカプラーで分岐していて、マルチカプラーは分岐による減衰を補うためにプリアンプを使っています。

さては、プリアンプが飛んだか?と取り外して調べても、全く問題ありません。もちろんSDRもアンテナを直接接続するとガンガン受信できます。
原因を絞り込んでいくと・・・なんと、DXエンジニアリングのRG5000が原因のようです。RG5000を通すと15dBほど減衰します・・・・。もちろん、正常時には減衰しませんでした。

う~む。

Wp_20150811_00_21_24_proどうやら、何かの拍子に突入した電力で、ガス入り放電管が放電したみたいです。分解して中身をみても、特に放電跡はありませんでしたが・・・・いずれにしても、身を挺して、後段に控えるプリアンプやSDRたちを守ってくれたようです。

合掌。

ということで、とりあえずはRG5000をパイパスして復旧させました。
でも、送信している同軸のすぐ隣(切替リレーのアイソレーションのみ)で、プリアンプが信号増幅しているのはどう考えても危険です。

またまた故障しないうちに、送信時は電源断になる電源回路をデッチあげることにしました。

SEND(PTT)がon(接地)すると、送信、同時に電源断・・・という回路ですが、難しく考えなくても2接点のリレーで、リレー通電時にメイクする端子に電源を通せば、リレーの電源が切れた時には、端子はオープン、つまり電源断になります。

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2015年8月13日 (木曜日)

ELAD_FDMS2_SkimSRV.dll

Elad_skimmer ELAD FDM-S2はELADが販売しているスタンドアロンSDRトランシーバ(PCレスで使える)FDM-DUOの受信機部分相当と考えて良いようです。
ですから、専用ソフトもほぼ共通で、PTTボタンなどが付け加わっただけみたいです。

そんなこともあってMUTE(SEND)など、FDM-S2はアマチュア無線用としては使いやすいSDRなんですが、先日「新しいドライバーとか出ていないかなー」って探しに行ってビックリ。

なんと Skimmerサーバ用のドライバー類が公開されているではありませんかsign03

僕はSkimmerでもRCKskimmerでテジタルモード専門ですので、本家のCW/RTTYのSkimmerサーバーは運用していませんが、FDM-S2でSkimmerサーバーを運用する人、いるんでしょうかね??
もちろん、その方の自由ですし、同時2バンド、各384kHz帯域がとれますので、Q1SRの同時7バンド、各192kHz(実際には180ちょっとらしい)帯域には負けちゃいますが、28メガではビーコンまでフルカバーしようとすると、192ではローエッジが漏れちゃいます。

ただし、FDM-S2の受信性能はすばらしいと思うので、もしかするとQS1Rよりも良い結果を出すことができるかもしれません。

あ、もしかして・・・僕はFDM-S2の専用ソフトでの使い勝手から勝手に想像しましたがSkimmerサーバー用のドライバー類をインストールすると、同時4バンド、各192kHz帯域とかで使えたりして・・・・

どなたかご存じの方、いらっしゃいますかぁ~~~~
(自分で試せ・・って声が聴こえそうですが・・・)

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2015年8月 9日 (日曜日)

USBセルフパワー用の6.3V 7Aスイッチング電源

Wp_20150802_16_55_22_pro SDRにはセルフパワーUSBハブを通じて電源供給しています。つまりセルフパワー用の5V電源の品質が勝負ですので、実績のあるTPS7A4700で5Vにする方法を使っています。

入力が6V程度なら、5V1A程度流れても発熱はホンノリ温かい程度です。
6Vの電源として秋月の6V2AのACアダプタを使っていましたが、ノイズとか容量の点でイマヒトツでした。

なんせSDR3台で5V2A程度消費しますので、6V2Aではちょっと余裕が無い感じ。スイッチング電源を目一杯働かせるのはどうも気が引けます。

その後、LM338Tを使って9Vを6Vに降圧していましたが、連続2A近くで使うとLM338Tの放熱器代わりのアルミダイキャストケースがアッチッチってくらい熱くなるンですね。
5W近くが熱になっているので、仕方ないのですけど・・・。

手元には送信管オーディオアンプのヒーター電源として準備した6.3V 7Aのスイッチング電源があります。スペック的には連続7A時にリップル170mVと秋月のACアダプタよりも優秀ですし、容量が7Aなら2A程度なら余裕です。

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2015年8月 8日 (土曜日)

ELAD FDM-S2とSPF-08連動でのMUTE その2

Wp_20150805_22_38_12_pro ELADのSDR FDM-S2の電源を落とすとSEND端子がグラウンドに落ちて、他の受信機材がMUTEになってしまう件。
SDRだけ電源を入れっぱなしにしても良いのですが、FDM-S2はUSBバスパワーなので、PCの電源連動なんです。つまりPCの電源を落とせなくなっちゃいます。

ということで、マジメに対策を考えました。やはりフォトカプラーなどを使って本体の電源とは無関係にSENDが動作するようにするのがよさそうです。
論理を反転する必要もありませんので、単純にSENDがグラウンドに落ちるとフォトカプラーがONになる回路でオシマイです。

フォトラプラーはTLP222を使うことにしました。電源は別途用意しようかと思ったのですが、FDM-S2のアクセサリー端子には5V出力がありますので、ありがたく使わせていただくことにしました。

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2015年8月 3日 (月曜日)

ELAD FDM-S2とSPF-08連動でのMUTE

Wp_20150801_15_45_09_pro ELAD FDM-S2には外部接続用のMUTE端子(SENDですね)が付いていますが、外部接続用の端子(1D-Sub9pin)はSPF-08連動用のケーブルを取り付けるのでMUTE端子を分岐させる必要があります。

SPF-08に付属のケーブルは両端D-Sub9pinのオスの圧着コネクタが付いたリボンケーブルです。長さは20cm弱程度と、上下に積み重ねるには長すぎますが、おそらく横に並べるようなレイアウトを考慮しているのでしょう。

D-Sub9pinの二股ケーブルを自作しようと思っていましたが、オリジナルのケーブルの圧着コネクタを外して、位置をずらして、残ったリボンケーブルにD-Sub9pinのメスを取り付けることにしました。

左側が改造したオリジナルのケーブル、右側はFDM-S2用に自作したMUTEケーブルです。改造したケーブルに、元の自作ケーブルを接続すれば、FDM-S2とSPF-08を連動した状態でMUTEできます。

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2015年8月 2日 (日曜日)

ELAD SPF-08の実力

Fhp1m71 ELADのSDRとおそろいのプリセレクターSPF-08の特性を調べてみました。といってもELADも周波数特性を公開していますので、似たようなものですが、自分の持っているものの特性を知っておくのも大切なことだと思っています。

周波数特性はAPB-3のネットワークアナライザ機能で調べてみました。最初は短波帯受信の基本となる中波帯カットのHPF FHP1M7-1(1.7メガカットオフのHPFって意味)です。

通過帯で多少減衰があるようですが、測定誤差の範囲内ですからスペック通りと考えて良いと思います。

肝心の中波帯は-30dB以上減衰していますので、目的には十分でしょう。僕のところでは800-1,000kHzの減衰量がポイントなんです。FENが810kHz、TBSが954kHzですからね。

ELADではWARCバンドを含むフィルターが用意され、10m用のみラインアップされていません。実際に使っていても12m以上のバンドでフィルターの必要性を感じたことはありませんが、20~15mはあった方がいいな・・・と感じていました。

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2015年8月 1日 (土曜日)

ELAD SPF-08がやって来た

Wp_20150723_22_02_58_pro ELADのSDR受信機、FDM-S2のフロントエンドはフィルター無しで、フィルターはプリセレクターSPF-08として別売りになっています。

僕の自宅は戸田や朝霞の中波放送局の送信所に近く強電界です。
アンプ類を作って、ハイインピーダンスなところを触ったりすると、TBSやFEN辺りが59+++で聴こえてきます。

ですから中波帯を含む広帯域受信機には中波帯をカットする短波帯用のハイパスフィルターが必要になります。別に近くに送信所がなくても、短波帯には強力な信号が多いため、目的のバンド以外の信号はカットした方が受信機本来の動作をしやすくなります。

SPF-08は8枚のフィルター基盤を内蔵できて、FDM-S2と連動して動作するプリセレクターです。あらかじめ指定した、受信周波数とフィルターの対応表の通りに、受信している周波数で指定したフィルターをアンテナとFDM-S2の間に入れます。

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