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2015年12月31日 (木曜日)

リボンマイクキットDRM-01のケーシング

Wp_20151231_07_31_54_pro_li 最近、リボンマイクを良く見かけるようになりました。リボンマイクは強力が磁石が必要で、当初は巨大な磁石を使って必要な磁力を得ていましたが、大きくて重たくなってしまうことから、ダイナミックマイクやコンデンサーマイクに取って変わられ、一時は市販品はほとんどみかけない状態にまで衰退しました。

ただ、リボンマイクはまったりしたコンデンサーマイクにも、ダイナミックマイクにもない独特の雰囲気があって、その音色には根強いファンがいました。
ネオジウム磁石という軽くて強力な磁石の登場により、小型のリボンマイクが発売されるようになりました。

音創り研究会ではリボンマイクのキットを販売しています。海外に目を向けてもリボンマイクのキットは数種類しか販売されていません。

キット化する時に僕も試作しました。ただ、手頃なケースがなくて、ダイキャストケースに入れたものの、見栄えがイマイチでした。

音創り研究会のメンバーから、DRM-01のケースになりそうなマイクが安価に販売されている・・・との情報をいただき、購入してみました。
現物併せをしてみると、多少の加工は必要ですが、なんとか収めることができました。

Wp_20151230_18_39_21_pro_li ケース用に購入したマイクはBM-800という品番で中華製のようです。コンデンサーマイク 単一指向性ショックマウント付き価格は3K弱というオドロキの低価格。

この価格で、コンデンサーマイク、ショックマウント、ウィンドガード、ケーブルのフルセットが購入できちゃいます。
別途ファンタム電源を用意すれば、普通にコンデンサーマイクとして使うことができます。

音の確認もそこそこに、僕の目的はケースですから早速分解して、中身の入れ換え作業に取りかかります。

リボンマイクのケーシングのポイントは、リボンマイクのモーター部分の金属箔が音声で振動する原理を極力妨げない、つまり、金属箔部分を露出させて音波に当てることです。
もちろん、音響的な計算のもと、箱型のケースに入れて独特の音色を作ることも可能でしょうけど、自作ではそんなことは難しいです。

というわけで、ダイキャストケースに入れた僕のリボンマイクは音質的にはやはり抜けが悪い音になっていました。茶漉とか、開放的なケースに入れたメンバーのリボンマイクの音は抜けが良い音がしていました。

BM-800のケースは、リボンマイクキットのモーター部分(磁石と金属箔の部分のこと)がメッシュ部分にスッポリ収まることを確認しましたが、入れる時に口金のところで少し引っかかります。
口金の部分を数ミリ削ればモーターがメッシュ部分に収まりそうです。加工はヤスリでゴリゴリ・・・5分程度で終わりました。

Wp_20151231_07_13_31_pro_li上部に5mm程度の隙間ができるので、上部にスポンジを入れ、サンドイッチにしてモーター部を固定することにしました。
コンデンサーマイクの基板は外し、そのスペースにリボンマイクのトランスを入れて完成です。

見た目はオリジナルと全く一緒で、冒頭の写真の通りですが、中身は自作のリボンマイクというのがミソです。

繰り返しですが、リボンマイクは、金属箔が音声で振動することで発生するわずかな電気信号が音になるわけなので、金属箔に音波を当てる面積が広い程効果的。ですから、音の通りが良い(スカスカな)、抜けの良いケースが必須です。その意味では360度メッシュの今回のケースは音質的にも効果が期待できます。

久しぶりに自分で作ったリポンマイクの音を聞きましたが、いやいや、なんの、いい音がするではありませんかダイキャストケースと較べて、音のヌケが全然違います。

しかし、このBM-800(他の名前でも同じマイクが販売されています)は、ファンタム電源と組み合わせて普通に使っても、普通の音がするお買い得マイクです。
コンデンサーマイクを初めて試してみたい方には良い選択なのではないでしょうか?

音創り研究会のリボンマイクキット、DRM-01を組み立ててケースを探している方にはイチオシです。

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