GT→MT管変換ソケット
真空管は大きいとは言え、技術革新で段々小型化したのは皆さんもご存じだと思います。GT管を小型化して消費電力を減らしたのがMT管です。
ただGT管は大きくて風格があり、見た目も良いと感じる方も多いようですし、音もなんとなくドッシリしているように聴こえます(これはプラシボですね)。
音創り研究会でもDMS-07GTではGT管の6SN7(双三極管)を使っています。
真空管は似たような規格のものに替えると、当然ながら音が微妙に変化しますので、真空管を差し替えて、音の違いを楽しむこともできますが、残念ながらGT管はバリエーションが少なく、MT管のように差し替えて遊ぶには、選択肢があまりありません。
そんな時に便利なのが変換ソケットです。写真はGT管→MT管の変換ソケットでGT管6SN7をMT管6DJ8(9DEタイプ)に変換します。
また、もう一つの変換ソケットは6SN7を12AU7(9Aタイプ)に変換できます。9AタイプのMT管はヒーター電圧が6.3&12.6Vどちらでも使えますので、変換できるわけです。
もちろん、真空管はメーカー別でも音色が異なることが多いのですが、やはり品番(増幅率とか・・モロモロの特性)が異なる真空管に替えると、音のキャラクターがかなり替わり、別物に近い印象になる真空管もあります。
もちろん、本当はバイアスとか色々と真空管に併せて調整するのがベストですが、似たような規格の真空管を単純に差し替えるだけで、結構遊べます。
僕の場合は、リボンマイクには6SN7互換のロシア球6H8C(1950年代製造のビンテージ品)で音の暴れを楽しんだり、6922でスッキリした味付けにしたりしています。
もちろん、無線で相手に違いが明確に伝わるような変化はありませんが、そこは気分。リボンマイクにロシアのビンテージ真空管を組み合わせて、ノスタルジックな雰囲気を、デジタル技術を使った無線機で使うのも楽しく、オンエアするのが楽しみです。
変換ソケットは自作も可能ですが、e-bayなどで入手することが可能です。どれも手作り品に近いので、購入はギャンブルだと思ってください。
僕の場合は「運良く」2個とも使えた・・・と思っています。モノが届いて最初にやったのは、各ピンの接続確認です 動作確認ではありません。
配線(変換)が間違っていたら真空管壊してしまう可能性がありますので・・・。
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