MIC100ケーブル ICOM版(8Pin版)の追加製作
音創り研究会で販売しているベストセラー(?)に無線機の背面・アクセサリー端子のライン入力にマイクアンプを接続するケーブルがあります。
ICOM版(8Pin版)とKENWOOD版(13Pin版)を用意していますが、ICOM版は僕の担当で、いつも在庫が少なくなるとセッセと作っています。
今年もおかげさまで品切れ近くなり、セッセと作ることができました。
また、今年のハムフェアでは音創り研究会のブースで販売予定です。
ICOMの無線機のアクセサリー端子で、外部から音声を入力するライン入力がある端子にはDIN8PinとDIN13Pinの二種類があります。
DIN8PinはIC-756~IC7600~IC7800~IC7851などの、HF固定機と呼ばれる大型無線機に付いています。
IC-706~IC-7000~IC-7100などの小型の無線機にはDIN13Pinが採用されていました。最近は固定機でも小型のものにはDIN13Pinが採用されていて、人気のIC-7300もDIN13Pinですから注意が必要です。
ICOMのDIN13Pinの仕様は大型のHF固定機で使われているDIN8PinとDIN7Pin(バンドデータ等のアンテナチューナーやリニアアンプ連動用)を合わせた仕様になっています。つまり、二種類の端子を一つに纏めたのがDIN13Pinの仕様です。
ですからICOMのDIN13Pinのアクセサリー端子の無線機にICOM ACC13Pin→8Pin+7Pin変換ケーブル OPC-599を接続するとDIN8PinとDIN7Pinのアクセサリー端子に分割できます。
音創り研究会のケーブルをIC-7300やIC-706に接続するなら、OPC-599を無線機と音創り研究会のケーブルの間に入れれば大丈夫です。
写真はIC-706にOPC-599を接続して、今回製作した音創り研究会のMIC100ケーブルを接続して、出荷前のケーブルを最終テストをしている様子です。
自作のダミーロード、快調です♪
音創り研究会の通販ページはこちらからどうぞ。
なぜIC-706でICOMケーブルをテストするかと言えば、IC-706は電源スイッチ入れて即送信できるからです。
DSPがメインの無線機では立ち上がるのに時間がかかって、電源落としてケーブル抜き差しして・・・・を何十回も繰り返すテストに時間がかかるのです。
IC-7000はDSPでも立ち上がりが早い無線機ですが、それでもIC-706には負けます。
でもIC-706を久しぶりに通電したら、最初は上手く変調が乗らず受信機のIC-7000から聴こえるのはハム音だけ・・・・。あわててマイクを接続してみると問題なし。
どうやらライン入力だけの問題みたい。
でも、テストを繰り返して、最後にパワーを少し絞ってラジオの音声出力をライン端子から入力して小一時間送信しっぱなし(SSBですよ)にして喝を入れたら正常に動作するようになりました。う~ん、やっぱり無線機は時々使わないとダメですね。
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