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2016年3月27日 (日曜日)

V/Uに全ネジ長中継Mコネは禁物

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「ANIよぉ。当たり前だろ・・・」と言われそうですが、身をもって体験しました。
昨年頑張ってアンテナマストのトップに取り付けたV/UのモービルホイップのSWRの不調は、モービル基台に使った全ネジの長い中継Mコネが原因でした。

全ネジとは、コネクタ全体にネジが切ってあるメス-メスの中継コネクタで長さが5cm、2センチ程度の板とかを貫通させる時(?)などに使うようです。
この中継コネクタ、写真をみるとわかるようにSWR的にはギリギリ2mまで。430では凶器と化します。

写真はアンテナアナライザで0-600MHzまでスキャンさせたもので、右下の印が435メガです。435メガでSWRは1.7です。

ちなみに写真の中継コネクタは僕が給電点に使っていたものでくたびれてますが、交換用に購入したピカピカの新品でも結果は一緒、SWRは1.7。

ところが、同じ全ネジの中継Mコネでも、短い方(3cm)は430メガでSWR1.2でした。たった2cmの差ですが、5cmだと430のSWRは急激に悪化します。なお、今回終端にしたダミーロード単体でも430でSWRが1.1ありますので、差し引いてくださいね。
というわけで不調の原因らしき長い全ネジ中継Mコネから、素性の知れたSWR1.2以下の短い全ネジ中継Mコネへ交換しました。

交換後はアンテナ単体とさほど変わらないSWR特性となり、運用周波数ではシャック側でもSWR1.5に収まりました。いゃぁ、回り道しましたわ。
430はコネクタに気をつけないと・・ですね。最近Nコネがいいなぁ~って思うようになりました。

そんなわけで、交換後のSWRカーブです。

30のシャック側でのSWR

430

144のシャック側でのSWR

145

運用周波数はSWR1.5以下、IC-7000のパワーメーターが気持ちよく振り切れます。アルミサッシを細い同軸で通したりしているわりには普通になって嬉しいです。

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