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2016年5月 3日 (火曜日)

AD8367基板

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最近e-bayで高周波用で歪みの少ないリニアアンプを探していたら、プリアンプの他にアナデバのAD8367が乗った基板を見つけました。

AD8367について調べてみると、なかなか面白そうなチップで、50メガで144メガにちょうど良さそうな感じです。in/outは200Ωなものの、利得も40dB以上とれます。

もちろんf特はHF帯もカバーしているので、HF帯でも使えそうです。

基板はSMAコネクタ付き、50Ωin/outで約17ドルとチップ単体程度の価格ですので購入してみることにしました。

早速APB-3でHF帯の特性を調べてみましたが、仕様通り40dB以上の利得がとれている結果となりました。
もともと広帯域アンプなのでHF帯程度の帯域では全く問題ありませんね。

Ad8367

グラフでは下の線がAD8367をスルーした場合の基準で、上はAD8367で増幅した結果です。

ほぼHF帯全体で20dBの利得がとれているのが判ります。

本当は40dB以上の利得がとれていますが、インピーダンス変換ロスがin/outでそれぞれ10dB程度と想像されます。
(AD8367のデータシートに記載されている回路では10dB以上のロスがあると書かれています)

変換ロスが20dB以上あるのは考えていませんでしたが、この基板、とてもお手軽に高周波を綺麗に増幅してくれそうです。

プリアンプには向きませんが、IF回路とかに重宝しそうな基板です。実は、この基板の後ろにもう1段リニアンプを入れて、出力1W程度のQRP送信機機にならないかな?と考えています。
この基板で30dB程度稼ぎたかったのですが、チト残念な結果でした。

4:1のトランス巻いて変換すればロスが減りそうですけど、帯域の問題と、基板がシールドボックスが隠れているのが問題です。

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