続々 W4RRY バッテリーブースターの修理
パワーFETを東芝のTK72A08N1(on抵抗 3.7mΩ)に交換したところ、無事動作しました。写真は修理直後で無負荷の状態。
12.1Vの入力電圧が、バッテリーブースターで14.5Vに昇圧されています。
この後IC-7000接続してフルパワー送信してみましたが、電圧も安定しているので入力容量が増えたことによる寄生発振は発生していないようです。
シャック内でのテストでは、10A程度では問題無さそう・・・です。送信時強制動作改造は、この状態で暫く様子をみて、動作が問題なさそうでしたら検討することにして、とりあえず修理完了です。
ノイズについては10Wの電球を負荷にして、オールバンドをワッチしてみましたが、特にノイズがでていような様子もありませんが、モービル環境で実際に受信してみないとなんとも言えません。
バッテリーブースターを取り付けるスイフトスポーツはオルタネーターが動作している時はバッテリー電圧が14.1Vで、走行中などオルタネーターが動作し ない時(燃費向上のために、オルタネーターを停止してバッテリーのみで走行する時があります)は12V程度まで電圧が下がる時があります。
今回は出力電圧14.5Vに設定して、常時バッテリーブースターが動作するように出力電圧を設定して発熱具合を確認してみます。
素子でいえばパワーFETはon抵抗が低いパワーFETに交換したため、発熱がかなり減った印象です。交換前は38mΩ/30A程度、交換後は3.7mΩ/30Aですから、発熱は1/10に減っているはず。
パワーダイオードは以前のまま(同品種への交換)ですので、以前のように発熱が目立ちます。発熱が少ないパワーダイオードに交換すれば、オリジナルのようにアッチッチにならないのではないかと想像しています。
次に蓋を開ける時は、パワーダイオードも大容量タイプに交換して、発熱を減らすと良さそうです。
本当はケースにヒートシンクを取り付けたいのですが、構造上取り付けにくいところに素子が並んでいるのが残念です。
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