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2016年8月 1日 (月曜日)

Vダイポール用マウント

Wp_20160730_15_57_42_proHF~50メガ辺りのアパマンのベランダアンテナにはモービルホイップを2本使ったVダイポールが最適です。

HF帯、特にローバンドはスクリュードライバーをオススメしたいところですが、いろいろとハードルが高いと感じている方も多いです。

その点、Vダイポールは手軽ですし、モービルホイップを突き出しただけの状態と比較して、かなりの性能向上が見込めます。

それに、なんといってもダイポールですから、アースが不要なのが一番大きなポイントです。

Vダイポールを作る場合、Mコネクター(メス)を2個使って90度や120度くらいの角度でモービルホイップを取り付けるのですが、市販品がありませんでしたので、僕は金具を自作しました。

Vダイポールのマウントは角度があるだけに水平ダイポールよりも複雑で、テフロンのまな板等で作るのも、結構大変です。

先日秋葉原のロケットで、モービルホイップ用のVダイポール用のマウントが発売されていました。
この商品はロケットのオリジナルのようですが、透明なポリカーボネート板(アクリル板ではありません)にMコネとマスト固定用のUボルトが取り付けてあります。価格もお手頃ですね。

あとは給電点に適当なバランを入れて、お気に入りのバンドのモービルホイップを2本取り付ければV型ダイポールの完成です。

自作するとしたら、テフロンまな板をカットして、アルミのLアングルをカットしてMコネとまな板への固定用の穴あけ、アルミのLアングルとマストへの固定用のUボルトに合わせてまな板に穴を開けすることになり、ドリルが無いと作れません。Mコネの穴あけにはリーマーなども必要です。
部材の購入費と工作の手間を考えると、購入した方が安価だと思います。

昨今、半田ごても持っていない方も多いので、ましてやドリルを持っている方は少数派なのでこのような実用的なマウント類の販売は嬉しいですね。

僕の経験では、ベランダVダイポールは、建物の壁面を大地に見立てて、ベランダからV字に突き出すように設置すると建物の影響を受けにくくなります。
一般的な空に向かってバンザイする形で設置すると、建物の影響を受けますし、最上階でないとエレメントの先端が上階のベランダにかかったりします。

また、50メガでは上空の飛行機反射が良く聴こえたことから、突き出す形に変更したらグランドウェーブが伸びました。もちろん、ベランダがある程度見通しできる場合は・・ということで、ロケーションによって変わってきますので、色々と試してみる必要があります。

とあるomは、斜め30度の角度にしたところ、DXが良くなった(21メガ)とのことです。いづれにしても、ベランダアンテナはアンテナに近い壁面を地面(反射板)と考えた方がいいです。遠くにある地面より、アンテナに近い建物の壁面の方が大きく影響します。

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