ドア・ボンネットのボンディング
前からやろうと思っていた車のドアやボンネットのボンディングをしました。ボンディングとはドアやボンネットなどを車体(シャーシ)と電気的な接合を良くすることです。
直流的には接触している場合が殆どですが、高周波的には接合が不十分だったりすることがあります。
具体的には平網線を使ってドアとシャーシを接続していくのですが、平網線を使うのはインピーダンスを下げるためで、1mm程度の電線では無線でのボンディング効果が不十分なことがあります。
今回は古い5D-2Vを廃棄した時に、外側の網線だけ外して、潰したものを平網線として使いました。両端は圧着端子仕上げです。
まずはボンネット、ボンディングによりボンネットのシルード板効果が高まって、エンジンルームからのノイズを封じこめるため、結果的にアンテナでエンジンルーム内で発生するノイズを受信することが少なくなることがあります。
こんな感じで左右のヒンジ部にボンディング処理しました。
続いてドア。今回はアンテナ取り付けの右側リアドアのみ処理しています。
給電点から高周波が 流れる状態を想像すると、Bピラーに沿って、ボディ下部まで高周波が流れますので、Bピラーに取り付けてある右リアドアは高周波対策が必要と思った次第。
上部のヒンジはボディにスポット溶接なので、下部のヒンジ部でボンディング。
最後はリアのハッチバック。後部面積の大部分を占めますので、これも必須かな・・・と。
右側のヒンジ部をボンディングしました。
本当は右運転席ドアやエンジンとシャーシなどもボンディングしようと思っていましたが、暑くて中止にしました。
HFホイップでSWRの底が数十kHz下がったようなので、効果はあったみたいです。
でも、受信状況とか調べてませんので、、詳細な効果についても不明ですが、今まで効果がありましたので、今回も効果を感じると思います。
ボンディングをシッカリやると、受信ノイズレベルが下がって、車体の地面の静電結合具合が受信ノイズの強弱でわかるようになります。
具体的には、高速道路で橋梁部分を通過すると、橋梁部分のみノイズレベルが高くなるのがわかります。
橋梁部分は地面から浮いているので、アースの効きが悪くなるんでしょうね。
じめじめした地面と乾燥した地面の違いもわかるようになります。田んぼの中の畦道とか、ノイズが極めて少なく、飛びも水面反射なのか、抜群ですね。
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