デットニングしたドアをエンクロージャーとすると、ドアの内張りは大きなスピーカーネット(スピーカーガード)です。
ドアの内張りはプラスチックですが、頑張って音ヌケのよい形にしているのでしょうけど、やはり金属メッシュやナシの状態に比べて音の抜けが悪い。
ヌケの悪いプラスチックのメッシュで邪魔された抜けない音はドア(金属部分)と内張りの間で彷徨ったあげく、内張りの端から漏れてきます。
という仮説を考えました
対策は二つ。
1.スピーカーネットを抜けの良い金属にする、抜けの良い形状にする
2.内張りから音が漏れる内張りの縁の部分をパッキンで密閉する
■追記■
スピーカー回りを防音スポンジで囲うのは効果絶大。既に施工済の仮定です。
1はリアドアで行いましたが、同じことでは芸がないし、スイフトスポーツのフロントドアのスピーカー部分は曲面がキツく、平面的なスピーカーグリルは取り付けしにくいのです。
そこで樹脂製のドア内張一体成形のスピーカーネットをカットして、穴を大きくしてみました。この太め亀甲柄(?)は強度もあって、音抜けも良さそうな感じです。改造はカッターかデザインナイフで地道にカットしていくだけです。
2は内張りをドアに固定しているクリップ部分や、ドア内張りの周囲のすきまを無くしてドア内張り内部の機密性を高めます。
カーオーディオ専用品もありますが、僕が選んだのはニトムズのすきまテープです。
ニトムズの新ソフトテープはポリウレタンフォームなんですが、とっても柔らかくてフィット性が高い、つまり機密性が良いのです。
写真の5mm厚×15mm幅をドアの内張り全周に貼り付けて、ドアとのすきまを無くします。
ドアの内張りとドア本体は基本的にはピタリと合わさっていますが、さすがに機密性があるほど密着していません。
すきまテープでドア内張りの外周を囲うことで、スピーカーと内張りの間で彷徨った音を車内へ出にくくします。
こちらは内張りを外して、このテープを貼るだけです。
また、ドアの内張りをドアに固定するクリップ部分(白い爪)にも10mm厚×30mm幅のすきまテープを正方形にカットして、クリップに突き刺して穴を開けて、固定しました。
この目的の商品がオーディオテクニカから発売されていますが、同じ原理です。これでクリップ穴からの音漏れも減るハズです。
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