MA-5Bの再調整
MA-5Bは屋上2m程度で調整するとSWRは短縮アンテナにしては大変良好なんですが、調整後に高さをちょっと(1mとか)あげると急激にSWRの底があがって悪化していきます。
悪化するのは全バンドですが、14メガが顕著です。「う~む」と理由を考えましたが、屋上の影響程度しか思いつきません。
屋上数メートルは中途半端なんでしょうね。タワーの上なら問題無さそうです。
LP-100Aにアンテナアナライザーモードがあるので時々見ていますが、Zが30程度とかなり低くなっているのがSWR悪化の原因のようです。
「ちょっと低いなぁ~」と思案しても、良いアイデアは思いつきません。
そんなこんなで、先日フト「給電点のインピーダンスが低いのは短縮バーチカルと一緒じゃん。もしかしたら給電点にシャントコイル(マッチング用のコイル)を入れたら改善するかも・・・・」と閃きました。
そういえば短縮2エレのHF-5Bは給電点にマッチングコイルが入っていました。シャントコイルの大体の感じは覚えていますので、3mmΦのアルミ線1mを50Φで5回巻きのマッチングコイルを作って、MA-5Bの14/21/28メガ給電点に入れてみました。
結果はビンゴ!SWRの底がSWR1.7→SWR1.1と改善しました。SWR2以下の帯域が5%程度狭くなったのは仕方ないですね。また全体的にSWRの底が低い周波数へ移動しました。
MA-5Bの設計はSWRをブロードにして帯域優先にしてあるようです。
20m
17m
15m
12m
10m
6m
MA-5Bの給電は14/21/28と18/24の2本のラジエーターに同時給電方式です。マッチングコイルは14/21/28のラジエーターだけに入れましたが、シャントコイルを入れていないもう一本の18/24のラジエーターにも良い影響がありました。
2本のラジエーターに分岐しているマッチングボックスが条件とおりに動作したのかしら??
18/24は短縮DP動作、14/21/28は短縮2エレ動作ですから、もともと給電点のインピーダンスが異なるわけですが、付属のマッチングボックスでは50Ωを50Ωと50Ωに2分割しているだけに見えます。
いづれにしても、ZやXの動きが素直になったような感じで、短縮アンテナですから調整はクリティカルですが、SWRが調整しやすくなった印象です。
18/24のラジエーターを使っている6mはSWRが悪化したので、ナンチャッテ2エレとはいかなくなっちゃいました。
こっちはいい加減のママで良かったのですけどねぇ・・・・。さて、どうしたものか・・・。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント