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2016年12月31日 (土曜日)

1.6Kwダミーロード完成

Wp_20161231_11_54_23_pro

銅板改造したものの、50メガでSWR1.7では並のダミーロード以下です。まさに改悪これはマズイ。

銅板改造後、色々と検討、調査した結果、「不揃いのターミネーター」が原因であるとの結論を得て、もう一個、先日購入したDICONEX 39-0062(800W 100Ω)追加で注文しました。

先日注文したチップが手許に届き、早速EMCのターミネーターを取り外して、DICONEXに交換してみました。
両方ともチップの取り付け穴の位置は同じ、厚みが異なるだけで、交換は容易です。

前回の失敗に懲りて、今回は取り付けネジをキャップボルトに変更して、強めに締め込むことにしました。

結果はバッチリ。もともとDICONEXの39-0062は250MHzまでしか補償していませんので、430で使うならEMCのターミネーターになります。まずは写真のようにむき身のダミーロードユニットだけで計測した結果です。

Diconex_dummyload

たぶん、本来はSWRグラフは直線ではないかと想像していますので、波打っているのは僕のダミーロードの構造的な問題でしょう。
でもHF帯はSWR1.1以下と全く問題ありませんし、50メガでSWR1.12、145メガでSWR1.35と、まぁまぁ使えるのではないかと思います。

問題はオイル缶に入れた時です。ダミーロードユニットとオイル缶がキャビティになって、変な周波数で共振したりします。
祈るような気持ちで、オイル缶に油漬けして周波数特性を計測してみると・・・・

Diconex_dummyload_2

おおっ

多少、周波数特性は悪化するものの、HF~50メガでは誤差程度、145メガでも1.35→1.40とわずかです。

HF帯はSWR1.1以下と言える特性になりました。

高い周波数でSWRが悪化している原因は、たぶん、オイル缶に取り付けたMコネのメスへの同軸配線を横からハンダ付けしているからでしょう。

この部分を直線的にすれば、50メガ以上の周波数でもう少しSWRが下がると思います。やはりコネクターはNコネの貫通型にすれば、SWR特性は一桁良くなる印象です。でも実際に使う場合はMコネになっちゃうので、僕はMコネにしました。

さて、今年はこの記事が最後になります。
今年一年、記事をご覧いただき、ありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

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