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2016年12月22日 (木曜日)

デュアルバンド バーチカル その2

20161220_8040_40m_swr

ということで、7メガバンドにSWRの底が来るようにエレメントを継ぎ足しました。
まだ調整途中でエレメントが長めではありますが、7メガではSWR1.5以下の帯域が約400kHz取れて、広帯域なアンテナになるのがご理解いただけると思います。

使い心地としては、広帯域なのでアンテナチューナー不要でバンドの下から上まで使えるのが嬉しいですが、フルサイズなんだから当然なのかな?

なんせ、普段は帯域が狭い短縮アンテナで、しょっちゅうSWRメーターと睨めっこして運用しているので、帯域が広すぎて落ち着きません

7メガは1/4λ長のエレメントが3本動作して、うち2本は相互に打ち消しあっている状態になっているのですが、どうして広帯域になるのかは??です。エレメント長の微妙なバラツキでしょうかね??

ディアルバンドバーチカル 4080 諸元
リニアローディング部 9.7m(7MHz)+ひげ125cm(3.5MHz)
※Lマッチ時

20161220_8040_80m_swr

さて、50%短縮の3.5メガはどうかな?
SWR1.5以下の帯域は50kHzちょっとと狭いですが、50%短縮アンテナとしてはかなり頑張っていますね。

使った印象ですが、コイルで短縮した場合と比較して、ちょびっとですがノイズが少ない印象を受けました。

1/4λバーチカルの給電点のインピーダンスは35Ω程度、短縮されたバーチカルは、短縮具合によって、どんどん給電点のインピーダンスが下がります。

マッチングはLマッチ(給電点とグラウンド間にコイルを入れる)ですが、スクリュードライバーと違ってコイルの損失はありませんので、エレメントを長めにしてCマッチにした方が0.5dBくらい利得が増えるハズ。

グラフはLマッチで整合した後の状態なので、エレメントに同軸直結したら、こんなSWR特性にはなりませんのでご注意ください。

僕の場合はスクリュードライバーと給電点が共用なので、Lマッチを流用していますけど、単体で製作される方は是非Cマッチをお試しください。
3.5メガで多分1,000pF前後じゃないかなぁ・・・もっとも、7メガと兼用というわけにはいきませんので切替が必要になります。

Cマッチにしてモノバンド、でも利得は少しある・・・か、Lマッチにしてデュアルバンド、でも利得は少し下がる・・・なかなか上手くいかないものです

Cマッチ、巨大なキノコ形のコンデンサを連想されるかもしれませんが、ベアフットなら直径1cm程度、耐圧500VのセラミックコンデンサでRTTYコンテストでも大丈夫です。でもそこは自己責任でお願いします。

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