Dowonsol バッテリーブースター13.8V 18A(248W)出力
モービル半固定や移動運用でバッテリーを使う場合、電圧が12V程度になってしまって、13.8V仕様の無線機のパワーが出ない・・・って状況になります。
そんな時に役立つのがDCDCコンバーターで、バッテリーブースターと言われる、12Vを13.8Vに昇圧してくれる製品です。僕も使っていますが、いづれも1万円以上します。
最近、アマゾンで激安のバッテリーブースターDowonsol バッテリーブースター13.8V 18A(248W)出力が人気で、僕も試しに購入してみました。
74mmx74mmx34mmのダイキャストケースに密封されていて、内部はわかりませんが、防水はしっかりしていそうです。
入力は赤・黒(-)、出力は黄・黒です。入力電圧が9V位から昇圧して出力は13.99Vになります。13.8ではなく13.99なのはご愛嬌。
最大18Aですから100W機はむりですが、移動用の50W機(送信時10A程度)なら全く問題ありません。
とても小型ですから、小型のディープサイクルバッテリーと組み合わせて移動運用セットにするといい感じに仕上がりそうです。
負荷テストとして12V入力として、50Wで連続5分間送信してみましたが、発熱も感じませんでした。かなり効率の良いDCDCコンバーターだと思います。
100W機の出力を絞ってテストしたところ、だいたい250Wのところでシャットダウン(電源の安全回路が作動する)するようです。なお、160mはでは若干ノイジーな感じですが、80m以上ではノイズは感じませんでした。
この小型のバッテリーブースター、無線機の近くに入れおくと、エンジン停止中でも無線機の定格で運用できるため、とても思います。それと構造上、オルタネーターノイズにも効果が期待できますね。
反面、スイッチングノイズが増えるかもしれませんが・・・・。
いずれにしても、バッテリーブースターとしてはコストパフォーマンス抜群です。
もともとは、自動車向けの電装品ですから、本来の使い方についてご提案。
自動車のヘッドランプがハロゲンの場合、ヘンドランプも無線機と同じように電気を大量に消費します。したがって、バッテリーから電球までの電線の抵抗分で、ヘッドランプ側では電圧が下がってしまいます。
太いハーネスに交換するキットもありますが、このバッテリーブースターをヘッドランプの近くに取り付けると、ヘッドランプには常に13.8Vが供給されて、本来の明るさで光ります。
特にハイワッテージバルブを入れている場合は、電圧を13.8Vに保つことはとても重要です。
ライト点灯状態で、ランプの根元の電圧調べれば、効果は想像できると思いますヨ。自分の経験では2V程度下がっている場合も多かったです。1V電圧があがると「明るくなった」って実感できます。
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コメント
初めまして、私も同じような仕様のものを買いました。ただ、車のエンジンが動いている間は、14.2Vくらいあります。ACC状態だけならこのまま使えますが、14.2Vの場合はどのような出力電圧はどのくらいに変化するのでしょう。入力電圧が9V~13.0V以上の場合ダイオードを入れてたりして回路を工夫する必要があるかもしれません。入力が例えば14.0Vとするとそのままの電圧で出力されるのではないかと想像します。
13.8Vで出力されるならば優秀なDCDCコンバーターではないかと思います。
投稿: suzukI | 2020年7月 5日 (日曜日) 22時07分
suzukIさん
コメントありがとうございます。DCDCは無線用なので、電圧がたかいぶんには問題ありません(通常のバッテリー運用電圧内)。
ご指摘のように、高い電圧は素通りするタイプがほとんどですが、無線用にはこれで十分です。
投稿: JI1ANI/福井 | 2020年7月 8日 (水曜日) 16時31分