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2016年12月31日 (土曜日)

1.6Kwダミーロード完成

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銅板改造したものの、50メガでSWR1.7では並のダミーロード以下です。まさに改悪これはマズイ。

銅板改造後、色々と検討、調査した結果、「不揃いのターミネーター」が原因であるとの結論を得て、もう一個、先日購入したDICONEX 39-0062(800W 100Ω)追加で注文しました。

先日注文したチップが手許に届き、早速EMCのターミネーターを取り外して、DICONEXに交換してみました。
両方ともチップの取り付け穴の位置は同じ、厚みが異なるだけで、交換は容易です。

前回の失敗に懲りて、今回は取り付けネジをキャップボルトに変更して、強めに締め込むことにしました。

結果はバッチリ。もともとDICONEXの39-0062は250MHzまでしか補償していませんので、430で使うならEMCのターミネーターになります。まずは写真のようにむき身のダミーロードユニットだけで計測した結果です。

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2016年12月29日 (木曜日)

Dowonsol バッテリーブースター13.8V 18A(248W)出力

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モービル半固定や移動運用でバッテリーを使う場合、電圧が12V程度になってしまって、13.8V仕様の無線機のパワーが出ない・・・って状況になります。

そんな時に役立つのがDCDCコンバーターで、バッテリーブースターと言われる、12Vを13.8Vに昇圧してくれる製品です。僕も使っていますが、いづれも1万円以上します。

最近、アマゾンで激安のバッテリーブースターDowonsol バッテリーブースター13.8V 18A(248W)出力が人気で、僕も試しに購入してみました。

74mmx74mmx34mmのダイキャストケースに密封されていて、内部はわかりませんが、防水はしっかりしていそうです。

入力は赤・黒(-)、出力は黄・黒です。入力電圧が9V位から昇圧して出力は13.99Vになります。13.8ではなく13.99なのはご愛嬌。

最大18Aですから100W機はむりですが、移動用の50W機(送信時10A程度)なら全く問題ありません。
とても小型ですから、小型のディープサイクルバッテリーと組み合わせて移動運用セットにするといい感じに仕上がりそうです。

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2016年12月28日 (水曜日)

GSV3000 ファン交換による静音化

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僕はトランス式電源を愛用しています。一時期小型軽量のスイッチング電源に浮気しましたが、「電源による変調の違い」を経験してからは、トランス式電源一筋です♪

今までは小型でファンレス(空冷式)のダイワPS-304を修理しながら使っていましたが、ときどきトリップするという、なかなか修理に時間のかかる(原因の特定が難しい)状態になりまして、新しい定電圧電源に交換することにしました。

最近はスイッチング電源がメインでトランス式電源はそれほど選択の幅はありません。今回は第一電波工業製のGSV3000にしました。
唯一心配なのはファン付きということ。

無線でコンデンサーマイクを使う関係で、シャック内はかなり静かな環境になるように工夫しています。壁に吸音材貼ったり、パソコンのファンは全部静音化したり・・・

GSV3000は「温度による冷却ファン回転制御」とのことで、普段は2A程度した流れませんから、ファンは低速回転でほぼ無音だろう・・・と想像して購入しました。

GSV3000のファンは電源入れて無負荷の状態でも「フォ~~~~ン」って五月蠅いのです。無負荷ですから、ファンは最低の回転数に制御されているわけで、コンデンサーマイクを使って計測すると10dBは底が持ち上がっています。

却下

と言いたいところですが、定電圧電源がないとIC-7000が使えませんので、しかたなくGSV3000の騒音対策をすることにしました。

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2016年12月27日 (火曜日)

ダイヤモンドアンテナ Coaxial Adapters D38-24

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ダイヤモンド、第一電波工業製の変換コネクタです。日本では入手困難な3/8(オス・メス)←→M(オス)変換です。日本では販売していないようで、米国から購入しました。

米国ではHFのホイップは3/8インチネジが主流で、スクリュードライバーやハムスティックも3/8インチになっています。
日本ではM型コネクタに統一されていますので、米国製の安価なホイップを購入しても、モービル基台に取り付けられません。

3/8インチ-M型変換コネクタはMFJを含めて数社から販売されていますが、取り付けるアンテナが小型のスクリュードライバなら、お値段と信頼性と品質と強度のバランスでは第一電波工業製のD38-24が一番だと思います。

価格が選ぶならMFJ-7710かな。写真をみて分かるように背の高さはD38-24が低くくて、太い仕上がりになっています。

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2016年12月25日 (日曜日)

デュアルバンド バーチカル その3

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先日のその2から、毎日いじっていました。
というのは、各バンドが独立して調整できるわけではなく、共振点を3.5メガに合わせると7メガがバンド外になったり、7メガを合わせると3.5メガがバンド外になったり・・・・

昨日ごろから、やっと挙動が掴めてきまして、本日半日かけて追い込みました。

ほんと、色々と試したり、思いついたり、閃いたりして、やっとここまで・・・です。

AA-600が無いと追い込めませんでしたヨ。但し、コイツはSWR1.13とか小数点2桁なもので、1.00目指して、余計に頑張ってしまうことも事実です

色々と気付いたこと

1.グラスポールにピッタリ沿わせると共振周波数が「高く」なります。
2.エレメントは水分に敏感で、夜露に濡れると共振周波数が「低く」なります。
3.3.5メガの調整用のヒゲは22mmで10kHz動きます。50%短縮ですから、フルサイズの半分で同じ効果があります。
4.エレメントの先端の折り返し部分にヒゲを取り付けて7メガの周波数を調整しますが、3.5にも多少影響があります。(7の共振周波数を下げると3.5も半分~1/3程度の比率で下がる)
5.7メガのヒゲと3.5メガの髭をリボンフィーダーみたいに並列にすると、3.5メガの共振周波数が下がる(リニアローディング効果)、離すと周波数があがる。

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2016年12月24日 (土曜日)

S-4C-FB-ALPG

Fbalw

受信用のアンテナには1.5C-2Vを25m引き回していましたが、さすがにローバンドでもロスが顕著です。

本腰入れるために、太い同軸に交換しようと思って、75Ωの同軸を探していたら、二幸のS--4C-FB-ALPGを100m箱が激安だったので購入しました。
普通の電線よりぜんぜん安価です。

受信アンテナに使う分は20m程度なので、ちょっと贅沢ですが、バーチカルアンテナのラジアルに使ってみることにしました。

長さは39.5m(160mバンド用)1本です。網線と芯線をショートさせて圧着端子を取り付けて、アンテナのグラウンド端子に接続します。
屋上は一周約50mありますので、新しいラジアルは屋上を4/5周して設置しました。

この同軸、わりと柔軟で取りまわしは良い方です。これでローバンドが少し良くなるといのですけど、そんなに変わらないだろうと予想しています。

最近は21メガから上のバンドではDXがぜんぜん聴こえません。ラジルア一本増やしたところでしれていますが、ちょっとは効果あるのではないかと思っています。

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2016年12月22日 (木曜日)

デュアルバンド バーチカル その2

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ということで、7メガバンドにSWRの底が来るようにエレメントを継ぎ足しました。
まだ調整途中でエレメントが長めではありますが、7メガではSWR1.5以下の帯域が約400kHz取れて、広帯域なアンテナになるのがご理解いただけると思います。

使い心地としては、広帯域なのでアンテナチューナー不要でバンドの下から上まで使えるのが嬉しいですが、フルサイズなんだから当然なのかな?

なんせ、普段は帯域が狭い短縮アンテナで、しょっちゅうSWRメーターと睨めっこして運用しているので、帯域が広すぎて落ち着きません

7メガは1/4λ長のエレメントが3本動作して、うち2本は相互に打ち消しあっている状態になっているのですが、どうして広帯域になるのかは??です。エレメント長の微妙なバラツキでしょうかね??

ディアルバンドバーチカル 4080 諸元
リニアローディング部 9.7m(7MHz)+ひげ125cm(3.5MHz)
※Lマッチ時

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2016年12月18日 (日曜日)

デュアルバンド バーチカル

米国製のTVフィーダ改造のリニアローディングエレメントを使ったデュアルバンドバーチカルを作りました。
リニアローディング部分は物理長は9m弱にして7メガの1/4λ、同時にリニアローディング効果を利用して75mの1/4λ短縮バーチカルとして動作、先端に2m弱のヒゲ(電線1本)を取り付けると80mバンドに出られるようにしました。

ところが、75mに同調するようにリニアローディング部分の長さを決めると、7.3メガ辺りで共振してしまいす。80mに調整すれば7メガも共振点が下がってSWRも下がりますが、今度は75mはリニアローディング部分が長すぎて、周波数が低いままで出られなくなります。
今回は7メガを犠牲にしてヒゲの調節で80m~75mまで出られるようにしました。

調整したエレメントはスクリュードライバーの隣約1mのところに立てた10mのグラスポールに沿わせて、給電部はスクリュードライバーの根元に接続、スクリュードライバーと同時給電です。
短縮されたバーチカルはインピーダンスが低いのでスクリュードライバーのシャントコイルでマッチングされることになります。

見た目は1m間隔で2本のバーチカルが並んで、給電点が同一で相互影響が心配でしたが、バンドが異なればSWR上は問題無いように見えます。
ちょうど2本エレメントの短縮ツインバーチカルの同時給電って感じになっています。

80&40m バーチカル

80m(リニアローディング動作 1/4λ50%短縮)全長11m
20161216_8040_80

40m(1/4λ)
20161216_8040_40

デュアルバンドバーチカル 4075 諸元
リニアローディング部 9.2m(3.8MHz)+ひげ165cm(3.5MHz)

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2016年12月11日 (日曜日)

リニアローディングの実験

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アンテナの長さを短くするには、コイルを挿入する方法と、エレメントを折り曲げる方法があります。

この位のことは皆さんご存じだと思いますが、リニアローディングについては実際どのようになるのか分からないことだらけ・・・です。

そこで実験してみることにしました。米国製の450Ωのラダーラインのセパレーター(両側の銅線を支える黒のポリエチレン)に穴を開けて、電線を通して、全幅2cm、1cm間隔で3本電線が並んだエレメントを作りました。

3本の接続方法は給電は真ん中の灰色電線へ、給電側の残り両側2本はショート、端点側は真ん中の灰色電線と両側のどちらか一方とショート。余った1本はオープン。これで細長~~~~~い、渦巻き状のリニアローディングエレメントになります。

比較用として、普通の電線でも同じ長さのエレメントを作ります。今回は10メガ辺りに共振するように長さを決めました。
それぞれのエレメントをグラスポールに沿わせて、垂直バーチカルとして動作させて特性をアンテナアナライザで計測してみました。

電線1本(標準バーチカル)
Swr

3線リニアローディングエレメント(高い周波数)

3l_hi_swr

エレメントの長さを揃えたつもりですが、微妙にSWRの底が違っていますし、SWRの低い帯域幅も違います。でも,エレメントを2回折り返して標準バーチカルの3倍も長いのに、電線の総延長ではなく、折り畳んだ時の長さ「でも」共振します。つまり、1つのエレメント長で2個の共振周波数が得られます。この効果を利用したマルチバンドダイポールアンテナがいくつか存在します。

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2016年12月10日 (土曜日)

Kwダミーロードの銅板改造

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以前に製作したKwダミーロードは重宝していましたが、先日IC-7851のIMDを計測していて、SWRが1.5なのに気づきました。

7メガですから、SWRは1.1以下のハズ・・・・どうも終端抵抗の片側が飛んで、片肺運転状態になっているようです。

終端抵抗は800W、しかもパラですから、200Wで飛ぶのは解せませんが、そもそも、この終端抵抗、マーキングが仕様に無いし、市価の半値以下だったし、胡散臭いシロモロなんです。

トランスオイルの中から取り出して調べてみると・・・なんと、僕は終端抵抗のネジをユルユルのまま、締め込まずに運用していたことが判明

片側はしっかりと締めてありますが、もう片方はヒートシンクには密着していませんでした。
ユルユルだった終端抵抗を取り外して抵抗値をみると3kΩ程度。正常値は100Ωですので、やはりヒートシンクから浮いて、チップの温度が上がりすぎて故障につながったようです。

気を取り直して同じEMCの終端抵抗を探してみましたが、安価には入手できそうにありません。そこでDICONEXの同じ仕様の終端抵抗を入手して、修理することにしました。

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2016年12月 5日 (月曜日)

DRM-02 販売中 在庫僅少

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DRM-02を少量再販売中です。
詳しくは音創り研究会の通販ページまで。

早いもの勝ちです。

12月7日夕方追記
売り切れました。ありがとうございました。

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2016年12月 4日 (日曜日)

USB電流電圧テスター チェッカー 3-30V/0-5.1A

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以前購入したUSB電圧・電流計は重宝しています。USB電圧・電流計も進歩していて、計測できる電圧と電流の幅が増えているものや、Whなどの積算電力が追加されたりしているようです。

そこでちょっとした実験用にCOOWOO USB電流電圧テスター チェッカーを購入してみました。
計測範囲は以下の通り。


電圧:3-30V (精度:0.01V)
電流:5.1A (精度:0.01A)
容量:0-99999mAh(精度:0.001Ah)
消費電力:0-999999 mWh (精度:0.001Wh)
時間:0-999h59min59s(精度:1s)
電力:0-299.999W (精度:0.001W)
温度:0-80℃

温度はプロープなどはありませんので、本体の温度です。スマホの電池の劣化具合などが容量でわかりますので、単純な電圧・電流計よりも便利です。


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2016年12月 3日 (土曜日)

LT8697 USB電圧降下型DC-DCコンバータ 2.5A

車内でタブレットやスマホの充電は、シガーソケットに刺すタイプの小型DCDCと相場は決まっていますが、僕の場合はノイズの発生源になりました。
そこでHFモービルにやさしい、ノイズの少ないUSB充電器を自作することにしました。

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最初は普通のDC-DC使おうと思っていましたが、最近はUSB電源専用チップの基板も出回っているので、ストロベリーリナックスからLT8697 USB電圧降下型DC-DCコンバータ 2.5A基板を購入しました。
モジュールは入力電圧6V~42Vの範囲で動作し、出力は5V固定、最大2.5Aとタブレットにも十分なスペックです。

電源は12Vですから、5Vまで7Vも下げるわけで、3端子なら5V2Aの負荷だと、10W以上が熱として出ます。
ドデカイ放熱器が必要です。というか現実的ではありません。

LT8697は12V入力だと95%前後の効率で動作しますので、発熱の心配はありません。なんて、本当は心配でしたが、連続1.5A程度では室温プラスα程度なので、放熱器は不要じゃないかな。

基板へはコネクタ類をハンダ付けするだけです。今回は小型のプラケースに入れることにしました。今回はコネクタを取り付けましたが、組み込み用なら基板をそのまま使った方がケースに納めやすいです。

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