HF Receiver Multicouplerの修理
STRIDSBERG MCA108M HF Receiver Multicouplerは8分割なので、便利に使っていましたが、なにかの拍子に送信電力が回り込んだようで、故障してしまいました。
APB-3を使って、入力からトレースしていくと、最初の高周波増幅器(MMIC)が故障したようです。
但し、小さくてマーキングも薄くて品番がわかりません。
しかたがないので、メーカーのSTRIDSBERGに「自分で修理するから回路図とMMICの品番教えてー」って問い合わせしてみると、すぐに「自分で直すならMMICを送るよ・・・」とのお返事がありました。
さすがSTRIDSBERG、政府や軍御用達ですから、アフターサービスも良い。
一週間ほどでアメリカからMMICが届きました。封筒を開けてみるとMMIC/
4個も入ってました。とりあえず1個あれば交換できるのですけど、サービスということなのかな?それとも、良く壊れます・・・ってことかしら??
早速交換です。MMICは4本足の表面実装タイプですから、半田ごて2刀流でも手こずりそう。
そこで、今回はヒートガンを使って故障したMMICを取り外すことにしました。
写真はMMIC以外の部分をテープで養生して、ヒートガンの高熱が他の部品に熱風が当たらないようにしているところ。ブルーのテープは紙テープです。
この状態でヒートガンで熱すると、ちょうど紙テープが焦げるくらいで、MMICがポロリと外れました。
外せれば後は、元のの場所に交換用のMMICを載せて4本の脚をハンダ付けすれば修理完了です。
修理後に各出力ポートのレベルを測って問題ないことを確認しました。さーて、これで複数の無線機やノイズキャンセラーにノイズアンテナを接続できます。
でも、送信回り込み対策、なんとかしないとまた壊れそうですね。うーん。
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