ガルバニック・アイソレーターの製作
ノイズアンテナにはパッチンコアのコモンモードフィルターを入れていますが、それとは別に、ガルバニック・アイソレーターを入れてみることにしました。
ローバンドでのノイズを少しでも減らしたいので、実験的に製作を思い立ったものの、どうせ作るなら、先達の成功例を踏襲して効果のあるものにしたいとTachi technical blogで紹介されているものにしました。
回路やトランス、ケースもコンパチです。DC留めのコンデンサーは訳あって受信機側に入れてあります。また、コンデンサーはチップ形の方が性能が良いとこは承知していますが、手持ちのディスクリートタイプのものを使っています。
ケースの加工が一番大変で、それが終われば製作時間は15分も掛からないと思います。製作方法はTachi technical blogをご覧ください。
使った印象ですが、確かにノイズが減るように感じました。極端ではありませんが「んん?静かになったなー」くらいの感じでしょうか?
もちろん、トランスでのロスもありますので、そのせいもあると思いますけど、弱い信号が聴きやすくなったのは確かです。
製作の鍵はミニサーキットのトランス T1-1の入手でしょうね。僕はイスラエルから取り寄せましたが、国内の代理店からも入手可能です。
なお、ご覧の通りの表面実装タイプのトランスですから、送信は厳禁です。つまり受信用ってことです。
作る時は、アンテナ側のコネクタをケースから浮かせてくださいね。そうしないとケースで受信機側とアンテナ側のグラウンドが接続されてしまい、効果がなくなってしまいます。
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