« APB-3で低周波を測定する | トップページ | RPA-1 の修理 »

2017年3月25日 (土曜日)

パネル貫通型 Mコネクタ

P_20170325_061750_vhdr_auto_1

先日、Mコネのパネル貫通型コネクタを手に入れました。
BNCやN型では見かけますが、もともとインピーダンスが適当なMコネを貫通型にしても、インピーダンスを保つ意味も無いことが理由なのか、Mコネのパネル貫通型は見かけません。

写真の50Ω整合のパネル貫通型のMコネをebayで見つけた時に、昨年製作した1.6Kwダミーロードが思い浮かびました。

コネクタは普通のメスMコネですので、インピーダンスが50Ωに整合されたパネル貫通型にしたらどうだろう?

ということで二つばかり購入しました。中国製ですが写真のように見た目はピカピカで絶縁体はテフロン、中心コンタクトも金メッキでいい感じです。
ノーブランドのコネクタは高い周波数では怖くて使えませんけど、HFだし・・・ということで購入したのですが、見た目と他のコネクタとの噛み合わせは大丈夫そうです。

M

後は実際に使った時の電気的特性ですから、取り付けてみたいとわかりません。

油漬けのダミーロードを缶から取り出して目視で点検、特に問題はありません。ネジの緩みも無し。

早速Mコネを取り外して貫通型に交換してみました。
同軸は片側が銅板にベッタリハンダ付けしてあるため、貫通型コネクタの取り付けに苦労しましたが、なんとか作業完了。

早速SWRを計測してみました。なんとなーく、SWRがベタ落ちするのを期待していましたので、完全に肩すかしの結果でした。

でも、完成時の測定結果と比較してSWRが波打つこともなく、周波数に比例して直線的に悪化するようになりました。

使っているDICONEX 39-0062(800W 100Ω)は250MHzまでというスペックの終端抵抗です。計測結果をみる限り、SWR2以下が仕様と考えると、限りなく仕様に近い結果がでているようです。

ということで、結果的には安定性が良くなっただけでしたが、しっかりとしたコネクタにしましたので構造的な安心感は得られました

|

« APB-3で低周波を測定する | トップページ | RPA-1 の修理 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。