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2017年5月21日 (日曜日)

ムラタ BNX016-1 エミフィル

先週エミフィルの実験中に、もう一個気になるエミフィルがあるのを見つけて、早速秋月で買ってきました。
ムラタのBNX016-01です。BNX022-01より低周波帯域でもノイズが少なくなるようです。

早速中華DCDCに接続してノイズの除去具合をテストしてみました。13.8Vの安定化電源から、中華DCDCで5Vにして62Ωの抵抗を負荷にして90mA程度と実験条件は同じです。

BNX022-01
Bnx0221

BNX016-01
Bnx01601

DCDCの発振周波数300kHzのノイズがかなり減ってます。やはりBNX016-01の方が低周波でのノイズ減衰量が大きいようです。

低周波BMX022-01
Dcdc_bnx0221

低周波BNX-016-01
Dcdc_bnx01601
BNX016が、300kHz付近のDCDC発振を効果的に減衰させていますね。

BNX016-01はディスクリートで上部にチップコンデンサが見えます。場所と形状からBNX016-01の回路図のC1でしょう。
ここに1600uF/16Vの低ESR電解コンデンサをパラレルに追加することで、より低い周波数でのノイズ除去ができるように改造してみました。同時にBNX016-01の入力側にも1600uF/16Vの低ESR電解コンデンサを入れました。

BNX016+1600uFx2
Bnx016011600ufx2

5メガ以上のノイズはDCDC入力コードにパッチンコアを入れて数回巻いたから綺麗になりました。
Bnx016011600uf

実験結果から、BNX016-01の入力側に1600uF追加、エミフィルのC1にパラに1600uFを入れて、乾電池並になることがわかりました。

参考
乾電池(単三×8本)に62Ω負荷
Photo

P_20170521_031705_vhdr_auto

ノイズが多めの安価な中華DCDCにご覧のようなフィルター回路を追加するだけで、乾電池に近い電圧可変電源になります。


 

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