DCDC基板のノイズ対策
中華製のDC-DCステップダウンパワー・サプライ可変モジュールのノイズを調べてみました。なんか盛大にノイズが乗ってるかも・・・って心配ですよね。
出力5Vで60Ωの抵抗を負荷にして約80mA流している状態がこれです。以下、特に説明が無い限り同一の負荷を掛けています。
300kHzがコイツのオリジナルの発振周波数みたいですね。出力に簡単なフィルターを入れてみることにします。
元が元ですので、凝ったものではなく、数個程度の部品で簡単・ソコソコとします。そりゃ、電池みたいにノイスが無いのが理想ですが、ワンコイン基板に多くを求めるのは可哀相です。
僕がノイズ対策で愛用しているのがムラタのエミフィルです。手持ちのDST9HB32E222を出力に入れてみました。
ノイズは減ったものの、低い周波数で取りきれていません。DST9HB32E222は70MHzを中心とした減衰特性で、35MHzで-45dBですが、一桁MHzでは殆ど効果が期待できませんので、当然の結果となりました。
そこで、いつものようにコンデンサを追加しました。22uFのOSコンを奮発、もう一個は0.1uFのセラコンです。エミフィルの出力側にパラに入れただけです。
流石OSコン一桁MHzのノイズが激減、ノイズレベルまで下がりました。300kHzの発振もかなりレベルが下がりました。
もう少し対策してみたいですが、部品3個としては結構効果が得られましたので今回は終了として、基板に組んで、DCDCに取り付けました。
負荷が重たくなると・・・・ということで、スマホを充電してみました。5V 800mAの負荷(実験中の10倍の負荷)だと、対策後でもノイズが増えます。フィルター取り付けてこのレベルですから、フィルター無しで高負荷の場合は、結構なノイズジェネレータになっているかも知れません。| 固定リンク
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