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2017年5月 5日 (金曜日)

ICOM用CI-Vケーブル

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無線機をPCでコントロールするためには、無線機に対応したケーブルでPCと接続します。最近の無線機ならUSBケーブルで一発ですが、ちょっと古い無線機では、オプションの接続ケーブルや、接続機器が必要です。

ICOMはCT-17という、接続機器が必要ですが、CT-17があれば接続ケーブルは一般的なケーブルが使えるので、接続ケーブルで悩むことはありません。

ところがCT-17抜きで、無線機とPCを直接接続しようとするとケーブルを自作するか、社外品を購入することになります。
実はICOM無線機とPCの接続ケーブルは安価に自作できるので、紹介します。

ストロベリーリナックスや秋月でTTL-232R-5Vという、USBシリアル変換ケーブルを販売しています。このケーブルに市販のミニプラグ(3.5Φモノラル)を接続するだけで、ICOMのCI-V端子とPCのUSB端子を接続できます。

TTL-232R-5Vのヘッダーソケットを取り外して、ミニプラグを取り付けますが、結線は以下のようにします。


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:GND                →       スリーブ(ミニプラグの円筒形の金属)                           
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:CTS(入力)       →        RTSとショート、ミニプラグには接続しない
 ・
:VCC(5V)         →        NC(どこにも接続しない)
 ・
:TXD(出力)       →        RXDとショートしてTip(ミニプラグの先端)と接続
 ・
:RXD(入力)       →       TXDとショートしてTip(ミニプラグの先端)と接続
 ・
:RTS(出力)       →       CTSとショート、ミニプラグには接続しない


注意点はVCCがどこかにタッチしてショートしないようにすること、CTSとRTSをショートすることの2点です。また、自作のケーブルを無線機やPCに接続するわけで、場合によっては無線機やPCを壊す可能性が十分あることを認識して、間違えないように自己責任で製作してください。
なお、出力と入力をショートさせる??などの余計な疑念は失敗の元です。表の通りに結線してください

僕はこのようにして製作したケーブルでIC-7000とWin10のPCで無事接続できました。TTL-232R-5VはUSBシリアル変換にFTDIのチップを使っていますので、USBシリアル変換ケーブルを初めてPCに接続する場合には、ドライバーのインストールが必要です。また、よく似た製品にTTL-232R-3V3があります。
こちらは信号電圧が3.3Vで、今回の用途には使えませんので間違えないようにしてください。

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コメント

「出力と入力をショートさせる??」と言うと聞こえが悪いので、「RTSをCTSとしてそのまま折り返してやります」と言った方が穏当ですか。。
それで、TXDとRXDを繋ぐ方が気になったのですが、CT-17の回路図を検索してみると、これは複数のリグをwired-OR的に接続するためにもこうしているという感じですか。

JH1OOD/Mike

投稿: Mike | 2017年5月 6日 (土曜日) 14時25分

Mikeさん
その通りです。TXDとRXDを繋がないと通信できないのは容易に想像できるけど、RTSとCTSは馴染みが無いのでNCにしちゃうかな?と心配しました。
動作的にはその通りではないかと想像しています。各社のCATの中では、わりと高度(?)な部類ですが、コリジョン対策はしていなかったと記憶しています。

投稿: JI1ANI/福井 | 2017年5月 6日 (土曜日) 15時17分

最近ICOM IC-R6とYAESU/Standard VX-3相手に両用できるケーブルを作る必要があったんですが、直結させると結構厳しいみたいです。ショットキーダイオードでTXDとRXDの間をワイヤードORして、RXDをプルアップ抵抗で上げてやると、いい感じに動き始めました。ここに参考回路があります。 https://sites.google.com/site/trueotakuspirit/cloningcable

投稿: JJ1BDX/3 | 2017年5月30日 (火曜日) 12時48分

BDXさん
こんばんは。厳しかったですか・・・・。お手軽で大丈夫かな?と思っていたのですが僕のところでは快調に動いていしたので記事にしたのですけど、やはりちゃんとしないと汎用性に欠けるわけですね。
ということで、皆さん、参考にしてください。

投稿: JI1ANI/福井 | 2017年5月30日 (火曜日) 21時56分

複数の機器をワイヤードORにする場合、”Lレベル”(0.4V以下?)に落とすにはそれなりの電流を流さないとならない。そのためにトランジスターに余裕が必要なので、FTDIのチップでは「結構厳しい」のではないか。一つの機器を制御するならこの記事のケーブルで問題ないと思います。複数接続するならUSBハブで複数の仮想シリアルポートにして、ソフトでそれぞれを制御することができるかも。未検証ですけど。

投稿: Gou59 | 2018年7月 7日 (土曜日) 09時56分

調査不足でした。すでに先達が詳しく解説されていました。
http://ict-kuwa.net/ham/ct17/
お恥ずかしい。

投稿: Gou59 | 2018年7月 7日 (土曜日) 10時44分

一昨年来JT65aとJT9のWSJTXがFT8とアップいたしまして、昨年来FT8にシフトしてきましたものです。気が付けばV1.9.1からV2.0へと変化し、DXペディションモードが追加されました。そこで、CATを使いSPLIT運用を考えましてFT8ソフトからCAT接続できますか思案していて、このサイトにたどり着きました。
私の機械はIC756ProⅡです。CAT17の接続をご紹介のTTL-232R-VW オープンワイヤーをゲットしご提示の結線でFT8から接続を試みたんですが通信が成立しません。
パソコンのUSB端子にはパソコン接続時点でFT230Xのドライバーソフトが自動でインストールされ正常です、の表示がされています。
FT8のラジオ設定ではIC756ProⅡに設定し、USBポートに設定し後はレジデントの設定のままでCATテストをしますと、リグエラーが発生しパソコンとトランシーバがつながりません。
更に気が付いたんですが、FT8のラジオ設定画面でUSB設定以外にCOM3ポートも選択できる様に成っていて、これを選ぶとCATテストはパスするのですがトランシーバのダイアルを動かした途端にリグエラーが発生、結局繋がりません。
このTTL232-RはUSB-シリアル変換ですのでCOMポートでは通信が出来ないものと思っています。
皆さん、何かセットの仕方を間違えたんでしょうか、トリガーになるようなことが有りましたら、教えてください。以上。

投稿: 菅間光雄 | 2019年1月20日 (日曜日) 11時17分

ご指摘の通りUSBとCI-Vを接続するケーブルですから、PCのRS232CのCOMポートには接続できません。ソフトでRS-232Cの実在するCOMポートに接続するなら、無線機とのIFを自作する必要があります。
このケーブルはUSBシリアル変換を行い、PCに仮想のCOMポートを作って、その仮想のCOMポートをソフトから使うためのものです。
COMポートの番号はあっていますか?

投稿: JI1ANI/福井 | 2019年1月20日 (日曜日) 11時29分

早速のご指摘ありがとうございます。
確かにPCのデバイスマネージャーを確認しますとこのUSBアダプタをPCに刺しますと、途端にCOM3が出来ます。この時USBポートにも
USB Serial Converterが出来てきます。
よって、FT8のラジオ設定でCOM3を設定しますとTest CATでOKが出るもののトランシーバのダイヤルを回して周波数を変えようとしますと、
途端にFT8の画面にリグエラーが出てしまうんです。
さて、ご指導により、今回大枠の糸口が見えましたので感謝です。
今少し探ってみます。ありがとうございました。
以上。

投稿: 菅間光雄 | 2019年1月20日 (日曜日) 14時04分

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