自作マイクアンプの利得変更
無線で使うマイクアンプは自作です。シンプルな構成で、外部に接続したマイクロホンからの信号は、マイクアンプ回路で受けて、増幅したのち、ADC基板でデジタル信号へ変換します。
デジタル信号出力(S/P DIF 24bit/96kHz)をスタジオ機材で加工して、デジタル信号で無線機に入力しています。
マイクアンプ回路はマイクアンプキットDMS-09BBをランド法で組み上げたものです。
利得はマイクアンプ専用ICに取り付ける抵抗値で決定しますが、利得決定抵抗にマイク信号が通るようで、利得決定抵抗に歪みの少ない抵抗を選ぶ必要があります。
可変抵抗(ボリューム)よりは、固定抵抗の方が信号の劣化が少ないですし、固定抵抗はカーボン、金属皮膜、金属箔、捲線など、まさに色々な音がする世界です。
固定抵抗だと、利得が可変できませんので、ほぼマイク決め打ちになります。
今回は改造した中華コンデンサーマイク用に40dB程度の利得に設定するのですが、別のマイクアンプ(キット組立品)で確認すると、ボリュームは大凡55Ωの位置でした。
55Ωの固定抵抗はありませんが、47Ωと10Ωの2本を直列にして57Ωで使う方法なら、47Ωと10ΩはPRP(真っ赤な)金属皮膜抵抗の手持ちがあります。
最近のコメント